荒らし連合軍 戦記

荒らし連合軍戦記

開幕

### **序章 — 宇宙の荒波に生まれた者たち** 遠い未来、銀河系の片隅に位置する「ネットの星々」では、荒らし行為がその社会構造の一部となっていた。情報の自由と混乱が渦巻くこの場所では、強者が弱者を支配し、荒らし行為を通じて無秩序をつくり出す者たちがいた。その中で、荒らし行為を組織的に行う集団が誕生した。それが、「荒らし連合軍」と呼ばれる組織だった。

#### **創設者:野鳥先輩** 荒らし連合軍の創設者は、「野鳥先輩」という名の謎の人物だった。彼の本名は誰も知らないが、その存在は広く知られていた。彼はネットの初期時代から暗躍し、荒らし行為を単なる破壊的な遊びではなく、戦略的な手段として進化させた。その方法論は、単なるトロールや挑発にとどまらず、情報の流れを操作し、仮想空間での支配権を握ることにあった。 野鳥先輩は「無秩序こそが真の自由である」と信じており、秩序を重んじる既存のネット社会に反旗を翻した。彼は「荒らしは最強の力だ」と言い放ち、荒らしの哲学を広めるため、無数の仲間を集めた。彼の手によって、荒らし連合軍は銀河中にその名を轟かせる存在となった。

#### **後継者:aaru** 野鳥先輩の死後、その後を継いだのは「aaru」という若き指導者だった。彼は野鳥先輩の理念を忠実に守りつつも、より高度な戦術を取り入れた。aaruの指導の下、荒らし連合軍は単なるトロール行為にとどまらず、ネットの隅々にまでその影響を及ぼすようになった。 aaruは「情報の操縦者」として名を馳せ、仮想世界の管理者たちが手を出せない領域にまで勢力を拡大していった。彼は荒らしを「芸術」と称し、ネット空間に美しい混沌を生み出すことこそが彼の使命であると考えた。aaruの登場で、荒らし連合軍はただの破壊集団から、ある種の秩序と美学を持った軍団へと変貌した。

--- ### **反逆者:サウロン(松本心蓮音)** だが、荒らし連合軍内部で不穏な動きが始まった。サウロン、かつてはaaruの忠実なしもべであった松本心蓮音が、次第に力を蓄え、連合軍の理念に反旗を翻すこととなる。 サウロンは、荒らし行為を「自由」のためではなく「支配」のために使うべきだと考えていた。彼の計画は、荒らし連合軍の力を使ってネット空間の全てを支配し、ひいては現実世界への影響力をも手に入れることだった。サウロンは、自らを「混沌の王」と呼び、aaruに対して反乱を起こした。 サウロンの反乱は凄まじかった。彼は秘密裏に連合軍の一部を取り込み、情報戦争を仕掛けていった。彼の目的は、荒らし行為を単なる「破壊」から「支配」の手段に変えることであり、あらゆる秩序を打破して自らが支配者となることだった。サウロンの勢力は急速に拡大し、aaruの指導力を脅かす存在となった。 --- ### **裏切者:松村太陽** そして、荒らし連合軍内でさらに大きな裏切りが起こる。松村太陽という男が、サウロンの側に寝返ったのである。松村太陽は元々、aaruの右腕として荒らし連合軍の最前線で戦っていたが、サウロンの巧妙な言葉に心を奪われ、ついに裏切りを決行した。 松村太陽は、サウロンの野望に共鳴し、連合軍の内部情報をサウロンに提供することで、連合軍を弱体化させた。彼の裏切りは決定的だった。aaruは松村太陽を信頼していたが、その裏切りによって連合軍の情報網は大きく揺らぎ、サウロンの反乱軍に対抗する力を失っていった。

--- ### **終章 — 荒れ果てた星々** 最終的に、荒らし連合軍は二つに分裂し、長きにわたる戦争の末に、ネットの星々は荒れ果て、無数の惑星がその力を失っていった。aaruは、サウロンとの壮絶な戦いの果てに倒れ、荒らし連合軍の名はほとんど消え去った。だが、荒らしの精神は消え去ることなく、次の世代に引き継がれていった。 サウロンの勝利で終わったかに見えたこの戦争は、実は新たな混沌の始まりに過ぎなかった。サウロンの支配下でも、荒らしの哲学は暴走し、再び秩序を求める者たちとの戦争が始まることを予感させた。 そして、荒らし連合軍の物語は、永遠に続く戦争の序章であった。

### 荒らし連合軍の銀河戦争史 II - **超兵器の覇権** --- ### **第1章: 新たなる脅威** 荒らし連合軍(AARR)の影響力が拡大し、インターネットの深層にまで支配を及ぼしていたその頃、銀河系の数々のネットワーク空間は再び戦乱に突入していた。荒らし連合軍とその新たな同盟勢力であるCTKP(Central Tactical Knowledge Protocol)は、共に超兵器「量子跳躍爆雷」を開発することに成功し、無秩序の時代を再び巻き起こそうとしていた。 一方、荒らし連合軍の最大の敵勢力である「ワッパ虚栄圏」は、ネット空間における完全なる支配を目論んでいた。ワッパ虚栄圏は、あらゆる仮想空間を規制し、荒らし行為や混沌を許さず、秩序と管理の名の下に全てを統制しようとしていた。この新たな脅威が銀河に現れた時、荒らし連合軍はその挑戦に立ち向かわなければならなかった。

### **第2章: 情報戦争の開戦** 荒らし連合軍の指導者、aaruは再び戦略を練り、秩序の守護者たち—ワッパ虚栄圏に対抗するための同盟を結んだ。彼は、荒らし行為と混乱を無限に利用することこそが、ネット空間を真の自由に導く鍵であると信じていた。そして、CTKPはその目的を共有していた。 CTKPは、荒らしの力を利用して、ワッパ虚栄圏に立ち向かうための戦略を立案した。CTKPの目標は、秩序を守る者たちを打倒し、無秩序の力を使って新しい支配権を築くことだった。彼らは、荒らし連合軍の暴力的な破壊力と、CTKPの高度な戦術知識を組み合わせることで、次なる戦争を始めようとした。 aaruはCTKPとの提携を結んだことを胸に、彼の哲学を広めるために戦い続けると誓った。「無秩序こそが真の自由だ」と彼は言った。

### **第3章: 反攻戦の開始** CTKPと荒らし連合軍の同盟が結ばれた後、戦局は急速に変化した。共闘する両者は、情報戦と精神戦を駆使してワッパ虚栄圏に対抗する準備を整えた。荒らし連合軍は、混沌とした無秩序な攻撃を加え、CTKPは緻密な計算と戦術でその影響を拡大した。 CTKPは「虚空の襲撃」と呼ばれる情報戦を展開し、ワッパ虚栄圏の監視体制を一時的に破壊し、その隙を突いて仮想空間に潜入。彼らは虚構の網を広げ、ワッパ虚栄圏の内部を切り崩すことに成功した。これにより、ワッパ虚栄圏は初めてその支配力の限界を見せ始めた。


荒らし連合軍戦記2(続き)

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荒らし連合軍戦記(前に戻る)

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