とあるネトゲの男の友人とオフ会をする為に会場にやって来ると...美少女が居た
アキノリ@pokkey11.1
第一章 流星の出会い
聖母
第1話 大きな出会い
俺、埼玉柳(さいたまやなぎ)は冴えない。
まあ冴えないと言ってもそれはただ俺が言っているだけなのでどうかは分からない。
だけど現状で成績もあまり良くない。
体育だけは秀でているかもだけど。
容姿も普通だし。
そんな事を思いながら5月8日。
放課後になって俺は趣味のネトゲであるオルタナティブ・オンラインというゲームにパソコンからログインした。
周りの友人とか同級生は彼氏や彼女が出来ていく中。
俺は何をやっているんだろうと思いながら...そうやって遊んでいる。
親父とも上手くいかないし。
俺は...本当に何をしているんだろうと思いながらネトゲをする。
ユウキという名前で俺はアカウントを作っている。
それを確認してから男の友人のテムとまた出会った。
テムはイケメンの茶髪。
まあ中身は多分おっさんだろうけど。
本当に居心地の良いと思っている場所で会う友人は格別だった。
何でも相談出来るし。
(どうした?ユウキ。何だか気分が沈んでいるけど)
(ああ。実は親と上手くいかなくてな)
テムはそうタイピングしてきたのでそう返事を書いた。
ギルドで俺達は椅子に腰掛けてシュワシュワな飲み物を飲んで話す。
お姉さんが色々と運んでくれる。
(そうか。...実は俺も親とは上手くいかないんだけどな)
(そうなのか)
(ああ。お前だけじゃないぜ。そういうので悩んでいるのは)
(有難う。成程な)
それから俺は考え込む。
そしてテムに(お前の何だか自信が持てた)とタイピングした。
そうしてから俺はリアル世界でも暖かくなりながら柔和になっていると。
テムが数秒間考えた様な感じになってから(なあ)と書いてくる。
俺は「?」を浮かべながら画面を見る。
(そろそろどっかでリアルのオフ会しないか。俺達、出会ってもう直ぐ1年目だろ)
(え?それは構わないけど)
(さんきゅ。じゃあオフ会しようぜ)
(良いけど仕事とか大丈夫なのか)
(俺は学生だぞ)
(え?そうなのか)
意外な事を聞いた。
そう思いながら俺は目を丸くする。
それから俺達は今週の土曜日にオフ会という形でモンスター狩りに出かけた。
そして楽しく遊んでからログアウトをした。
☆
「えっと...確かこの辺り...」
土曜日。
家に深夜から親父が居たので俺は嫌気が差してそのまま外に出た。
電車で2駅。
それから俺はテムを探す。
やり取りをしてアニメグッズが多く販売されているこの街のファミレスでオフ会、出会う事にした。
「...まあ1時間も早いしな。約束の時刻から」
そう思いながら苦笑してファミレスに入ってからドリンクバーを注文してからコーヒーを飲む。
優雅な時間だ。
というかまあミルクコーヒーだけど。
じゃないと飲めないし。
「...はぁ...」
イカつおっさんとかだったらどうすっかなぁ。
そう思いながら居るとカランカランとファミレスのドアが開く音がした。
それから中に...うぉ...。
俺は愕然としてその人を見る。
「お、おい。メチャクチャ綺麗だな」
「そうだな」
「確かに...」
入って来たのは他の客ですらそう言う腰まである長い銀髪の究極の美少女だった。
顔立ちが小さく...その。
人形の様な繊細な感じが見てとれる。
何というか目鼻立ちもモデルの様な可愛さがある。
ドールと見間違えた。
何だこの美少女...。
「...あ...彼かな...」
その美少女は周りを見渡してから俺を見てからそう声を発する。
そして駆け出して来た。
それから俺の前に立ってから...へ?
俺の前に立つ?へ?どういう事?
俺は唖然としながら赤くなってその女性を見る。
やはり近くに来ても制服姿の究極の美少女だった。
間違いなくクォーターと思われるが...。
「やっぱりそんな瞳をしていますね」
「あ、貴方は?」
「あ、私は...桃子。レメンドル・バルト・桃子(ももこ)って言います。...やっと会えたね。...ユウキ」
「...え...それは...え!!!!?君はテムなのか!?」
「そうだよ。テム。...私は...貴方に会いたかったです」
汗が吹き出た。
それから俺はレメンドルさんを見る。
いや。
テムを見る。
嘘だろ...嘘だろ!!!!?そんなラノベみたいな!?
「...何で男性のアバターを使っているの?」
「それは...内緒です」
「...」
ウインクするテムを見る。
そんな馬鹿な...現実かこれは?
そう思いながら俺は目の前に腰掛けて女神の様に微笑むテムを見る。
マズい...心臓がバクバクする。
嘘だ...こんな馬鹿な。
とあるネトゲの男の友人とオフ会をする為に会場にやって来ると...美少女が居た アキノリ@pokkey11.1 @tanakasaburou
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