二百年にも及んだダンジョン現象の封印。
怪物たちの脅威から解放された人々だったが、隠匿されてきた数々の事件が露見した。
ダンジョン被害の裏側で、今や世界の英雄として称賛されてきた異能力者たちによる非能力者への凄惨な加害。
やがて世界中で内戦が起こり、異能力者と非能力者は決裂した。
日本で発生した異無日本内戦から二十二年後。
異能犯罪武力対策局・略称「異武」の落ちぶれ武装捜査官である零桜太郎は、神崎恵介というかつての友人であり、故郷を焼き滅ぼした異能犯罪者を追っていた。
ある日の晩、これの元に「女神の幼体」という情報がもたらされる。
それは、神崎の娘とされる異能力者の女児・アリスの異名だった。
クビか昇進かという瀬戸際に立たされた桜太郎は、三年前にアメリカから派遣され職務放棄をし続けていた菊井アンゼロという青年とバディを組み、アリスを対処することに。
「炎の悪魔と女神の幼体」から始めるギリギリブロマンス異能バトル長編!!
一話ごとの文字数がまあまあ多いので、「流れが遅いかも……」となってしまうかもしれませんが、「読み応え有り!」としてご愛顧ください!
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