第10話あり得ない行動
子供が産まれ、仕事を探していたら、障がい者手帳を発行されていたので、A型施設で働き始めた。
32歳になっていた。
あの頃は病院が悪く薬の量が1日130錠もあり、狂っていた。結果としては、そこで6年間受診していたのだが。
2012年2月15日。
睡眠薬を300錠飲んで自殺を図った。
目を覚ましたのは2日後の病院のベッドの上だった。
応急処置をしている際、呼吸が止まったので嫁さんは僕の死を覚悟したらしい。
退院して翌日から、働きだした。
夜なると涙が止まらなかった。
1人ベッドで泣いていた。
苦しいのに治らない病気の事や、障がい者となり一般の仕事が難しい身体になった悔しさ、嫁さんに苦労ばかり掛けていて、僕は死にたかった。
だが、障がい年金の事を知った。
1年後、受給出来た。それを、全て嫁さんに渡した。
偶数月は毎月。
だが、義弟は僕が嫁さんに小遣いをせびる紐と勘違いして、馬鹿にしていた。
僕は一度死んだ人間。
馬鹿は無視した。姑は僕を嫌い絶縁状態だったが、すい臓ガンで早々に死んだ。
死ぬ前に
「羽弦さん、ありがとう」
と、言ったが許せなかった。
せいせいした。
未だにたまに苦しくて死んだ方が楽では無いか?と思う気持ちが出る日があるが、その日はビールを飲むようにした。
絶対に自殺なんてしない!と誓った。
その内に、父親がうつ状態になるのだが……。
それは、数年後の話し。
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