第41話
3学期がやって来た。
吐く息も白くなるような冷えた朝,克樹はいつものように朝のランニングをしていた。寒いので白のダウンジャケットに首には杏奈からのクリスマスプレゼントの青色のマフラーを巻いている。橋の前には彩加の姿がある。目の前には自転車が止まっていた。
「馬場ちゃん、おはよう」
「おはよう。彩加」
克樹は足を止めると彩加を見た。
克樹はそのまま走り出す。彩加は自転車に乗ると克樹の後を追って走り出した。
「馬場ちゃん、ファイト!」
彩加は克樹を応援している。
彩加の息も真っ白だ。
「ほらほら、今年こそは決勝行くんでしょ!」
彩加の声援を背に受けて克樹は必死に走っている。
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