秋晴れの濃霧に烟る岨道で粛然を割る枯木折る音

秋晴れの濃霧にけぶ岨道そばみち粛然しゅくぜんを割る枯木かれき折る音


――――『短歌の秋』投稿作品。:テーマ【濃さ】


 秋晴れの日の朝晩は地表付近の空気が冷やされ、濃霧が発生します。そんな中、枯れ木を踏んだか折ったか、割れるような音を立てるのはおそらく獣。彼らも秋の実りを人に見つからぬよう、ひっそりと楽しんでいるのかも知れませんね。

 きのこ狩りや栗拾いで彼らに遭遇しないよう、皆様もお気をつけください。

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