KINGWOULD

白雪れもん

第1話 KING

朝にカラスがないている。

それはね、誰かが無くなった証拠なんだよ。



「クソ!!なんなんだアイツ!」

汗を流し後ろを怯えながら伺っている謎の男は、手に緑色に光る短刀を握って息を荒らげながら走っている。

「うちの島のもんに手をつけたっちゅうこと理解してるんか?」

謎の男をおっているらしき左目に眼帯をつけて首に龍の刺青を入れた男は前を走る男に向けて手を伸ばした。

「カザトリューゼル」

男がそう言うと男の足は吹き飛び地面に赤い水たまりを作り倒れ込んだ。

「クッソ!!メギド!」

男は足を回復しようとするがすかさず

「カザトリューゼル。そう簡単に逃がす訳には行かねぇな、兄ちゃん」

「ミュウ。よろしくな」

男がミュウと呼んだら首元から兎が飛び出してきて男の近くによった。

「それは、、、、血兎か?!?!」

「血兎なんて呼び方すんなよ、こいつはミュウだ。可愛いだろ?」

「やめろ!!やめろ!!!!」

そう言った直後、骨が砕かれ血が飛び散る音と共に男は力つきた。

「後始末よろしくな、幸樹。」

「了解しました!!雅さん!!」



チリリリリリリリリ

うるさい目覚まし時計の音で目が覚める。

「あー?今何時?って、ヤバ?!8時やん!!??」

制服に着替えてドタドタと慌てて階段をおりた

「ちょっと母さん!?なんで起こしてくれなかったんだよ!」

「何度も起こしたわよ、あんたが起きないのが悪いの、夜更かししてゲームしてるからよ。」

「ふざけんなクソババア!飯ありがとう!行ってくるよ!」

鍵を開けて勢い良く扉を開けて学校に向かった

「あの子、口は悪いのに感謝はしてくんのよね、頭バグるわ」


「おぉ!大和ぼっちゃん!!遅刻すかい?グレちゃいましたか?!」

「誰が望んで遅刻なんてするか!!てか車乗せてよ!」

「ぼっちゃんは50メートル5秒なんだから大丈夫でしょ!ってなる訳にも行かないか!よし!乗りな!!飛ばすぜ!」

車に飛び乗ると道路を制限速度なんて無いに等しい。

一般道で80kmくらい出るなんて大和組では当然のような事だ。

「突っ込みますぜ!!」「は?!?!」

学校の校門に突っ込み門を突き破る。

「メギド!」

俺が校門に向けて呪文を放つと校門が逆再生のように修復して言った。

「メギド少しズレたらめんどくさいんだよ!」

そうすると学校には誰もいなかった。

確かにいつもの校門に立つ先生に止められて車の運転手の小田さんに注意して笑い合うというのがテンプレートだ。

確かに。いつもの警察の近藤所長も追いかけてこなかったし、何かがおかしい気がする。



なにか鳥肌が立った。



上を見上げると目がひとつしかなく血管が浮きでた背骨だけのような化け物がこちらを見つめていた。

「なにあいつ!?」「なんや?!バカでかい骨の怪物か?!」

小田さんが困惑する気持ちだってわかる。

だってあれは見た感じは東京スカイツリーの2倍のデカさを横にしたイメージだ。

動いてはいなく、じっとこちらを見つめている。

すると、目が見開き、強い光を放った。

「ぼっちゃん!!!!!」

強い光に目を奪われ、目の前が何も見えなくなった。

小田さんに囲われて守られるようにすると目が覚めたら





何一つない更地だった。

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KINGWOULD 白雪れもん @tokiwa7799yanwenri

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