孤独について ひとつ ふたつ

一閃

第1話

あわただしく行き交う 人混みの中 ふと足をとめる

靴音 話し声 笑い声 響くクラクション 流行り歌

色んな音が風に流され通りすぎる

部屋に居る独りより

こんな風景にはまれない

ぼっちの自分が嫌になる瞬間ときがある

哀しくて しんどくて どうにかしたくて どうにもできずに抱えている

そんな夜を経験る人は

そんな夜を越す人のそばにる

何も言葉にしないのは

どんな言葉も響かないのを理解っているから


はな咲く道を一緒に歩き

天の川を一緒に見上げ

舞い散る紅葉もみじの中一緒にはしゃいだり

雪降る夜は一緒に温かいココアを飲んだり…それだけでいいんだ


孤独とはと簡単に口にする人を

孤独とはと簡単に文字にする人を

自ら「私は優しいから」と言う人を

安易に「信用してね」と言う人を 信用なんかしない

そんな人にかぎって上手な嘘でごまかすことも経験っているから


ただ…一緒に泣いてくれたら

それだけでいいんだ

ただ…一緒に笑ってくれたら

それだけで 嬉しいんだ

ただ…一緒に歩いてくれたら

それだけで 心強く思えるんだ


いつか

孤独をひとつ ふたつ 分けあって

明日をひとつ ふたつ持ちよって

一緒に歩いて行ける人に出逢うために

あきらめることなく

今日を 歩いている

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