準設定 異世界転移したけどループするのは友人だった

仲仁へび(旧:離久)

第1話



ーーあらすじ


 何の脈絡もなく異世界転移しちまった。俺と友人二人で。

 こういうのって、何か能力もらえるケースあるよな。

 わくわく。

 しかし俺には能力なしで、なぜか友人にだけループ能力。

 しかもそれ、死んだら戻ってばっかじゃねーの。

 使えるわけねーじゃん。



ーー人物


〇矢代秋 (やしろあき)

 主人公。そこそこ陽キャ。

 生き別れの姉が先に異世界転移していた。

 たぶん人の能力に巻き込まれる能力とか持ってる。

 部屋にあるもの:粘土で作った食べ物、ガチャガチャで出た食べ物のフィギュア


〇矢代白 (やしろはく)

 未来に飛ぶ能力を持っている。

 万全の体調じゃないと、発動しない。

 疲労とかもできるだけない状態がこのましい。

 部屋にあるもの:ライトノベル、漫画、ビー玉、どんぐり、色あせた葉っぱ、ラメのついたなわとび


〇冬山冬夜 (ふゆやまとうや)

 過去にループする能力を持っている。

 発動条件は命が終わる事。

 そこそこ心は広い方だったが、まさか友人に殺されるとは思わない。

 部屋にあるもの:竹刀、部活で使う服、スポーツのDVD


〇アリシア

 矢代兄弟の隣人さんで、すごい魔法使い。

 たぶん異世界で上から数えた方が早い。

 部屋にあるもの:魔石、杖、初心者用の魔法使いの本


〇ヒューリン

 いたいけな幼子。

 なんか貴重な種族らしくて、奴隷につかまったようだ。

 誰かの能力を隠す能力を持っている。

 たぶん主人公の能力を隠している。

 主人公の移動経路に奇跡的に重なったので、能力継続中。

 神経を興奮させていると、能力をきる事ができない。

 たぶん王都壊滅作戦のどさくさにまぎれて奴隷商人から逃げ出すけれど、作戦後で疲れた主人公達が何かの落下物で押しつぶされそうになったので、かばって死にそうになった。一つしかない命なのに、簡単に人をかばおうとするやつ。

 部屋にあるもの:綺麗な石ころ、模様のついた石ころ、変わった形の石ころ。


〇タイム

 いたいけな幼子その2。

 誰かと誰かの縁を強化する能力を持っている。

 部屋にあるもの:松ぼっくりっぽいなにか、クリスマスオーナメントっぽいなにか。



ーー章構成


第一章 異世界スタート

 友人と異世界転移した。でも能力あるのは友人だけ。不公平だよ。ぴえん。


第二章 王都壊滅作戦

 姉さんとスローライフするぜ。と思ったら、第二のトラブル発生。まじかよ。


第三章 幼子救出作戦

 適当な場面転換で、次のトラブルに巻き込まれるとかギャグかよ。でも幼子に罪はないしなあ。


第四章 元凶邪神の討伐 

 俺達を異世界に召喚した元凶が判明するらしい。よし、殴りに行くか。



ーー能力


〇タイムバレット

 冬夜の能力。

 冬夜が死んだら、どでかい銃と銃弾が出現してぺらぺらになった周囲の景色を打ち抜く。

 

〇フューチャーアイズ

 白の能力。

 出現する地点に目の文様が出現する。


〇イブニングトレース

 たぶん秋の能力。

 秋の体が夜明け色に包まれる。他の人の力の影響を受ける。それだけ。


〇スキルシェルタ

 ヒューリンの能力。

 スキルを隠す。


〇エンジェルリンク

 タイムの能力。

 人を結ぶ縁を強化。

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