メダカの特徴は品種名でわかる!

第9話

メダカの特徴は品種名でわかる!



一見呪文のようにも見えるメダカの品種名ですが、実は外見や特徴がそのまま表されています。

例えば、以下の名前はメダカの特徴が品種名とはっきり紐づいているので、見た目も想像しやすいのではないでしょうか。


・ダルマメダカ:ダルマのような寸詰まりの体型

・三色メダカ:赤と白、黒の三色の体色

・ロングフィン(ヒレ長):背びれや尻びれが長く伸びる


また、メダカは以下の4つ部位に特徴が表れやすく、部位の特徴にそれぞれ名前が付けられています。


・体型

・体色

・鱗

・ヒレの形状


そして、複数の特徴を持ったメダカは名前を組み合わせて品種名とすることが一般的です。


例として、『三色ダルマメダカ』というメダカがいた場合、これは赤・白・黒の三色の体色を持ったダルマ体型のメダカだということがわかります。

このように、メダカの品種名にはある程度の法則性があるため、種類が多くても慣れてしまえば把握することは意外と難しくありません。


近年ではこの基本に加えて、メダカ専門のファームやブリーダーがメダカを流通しやすい環境になり、意匠のある名前で販売されることも増えてきました。

独自のブランド名を覚えれば、どんな系統のメダカかを把握できますので、お気に入りのファームを見つけて楽しみましょう。



メダカの体型に由来した品種名



ここからは、メダカの品種名を部位ごとにご紹介していきます。

まずは、基本となる体型に由来した品種名です。



普通体型



品種のなかでも一番多い体型で、原種(クロメダカ)の姿を受け継いでいます。


普通体型のメダカには品種名がなく、ヒメダカや白メダカのように『他の特徴+メダカ』で表記されます。



ヒカリ体型



ひし形の尾びれと、背びれ・尻びれが上下対称なのがヒカリ体型の特徴です。


元々はこの体型のメダカの特徴として、背が光り輝いて見えたことが名前の由来です。しかし、背が光らない種類もいるため、最近では体型を表す品種名となっています。



ダルマ体型、半ダルマ体型



丸い体型が特徴で、やや寸詰まりな印象のある品種です。


半ダルマは、ダルマ体型と普通体型の中間的な体型をしています。ダルマ個体は、比較的高水温で繁殖させると現れやすいです。


ダルマ体型については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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