屋外飼育でメダカと相性のよい水草 6選
第6話
屋外飼育でメダカと相性のよい水草 6選
続いて、屋外飼育のメダカと相性のよい水草を6種類ご紹介します。
越冬できたり、強い光量(太陽光)できれいに育ったりなど、屋外での育成に向いた種類を選抜しました。
また、睡蓮鉢のような観賞性を重視したい飼育容器に合った雰囲気の水草もご紹介します。
姫睡蓮
姫睡蓮(ひめすいれん)は温帯性の植物で、屋外でも越冬できます。
小ぶりな種類のため、水面に葉が広がりすぎてメダカまで光が届かなくなることもありません。小さいとはいえ、鳥類や哺乳類など天敵が多い屋外飼育では立派な隠れ家になりますし、夏の日差しからメダカを守るには十分です。
また、赤や白、黄色など、水上にきれいな花を咲かせるため、観賞性が高いです。日光を好みますので、日当たりのよい場所に飼育容器を置くことをおすすめします。
ウォーターポピー
ウォーターポピー(ミズヒナゲシ)は、南アメリカ原産の浮葉植物です。
根茎は水中にあり、葉のみが水上に浮かびます。寒さに弱い一面があるため、通年緑を楽しみたい場合は室内での育成がおすすめです。
屋外飼育では一旦枯れるものの、暖かい季節になると再び茂り始めます。
産卵床向きではありませんが水面まで伸びる茎と葉が隠れ家になりますし、特徴的な大きな葉はレイアウトとして水槽を彩ります。また、葉が日陰を作るのに最適で、屋外飼育の高水温対策にも向いています。
育成には光量が必要ですので、室内飼育では照明は用意しておきましょう。6~10月に開花期を迎えます。
ウォータークローバー
ウォータークローバーは、日本や中国など東アジアの湿地に自生する水生シダの1種です。
クローバーによく似ていますが 葉はすべて四つ葉で、かわいらしい見た目にひかれる人も少なくありません。天敵の隠れ家になったり、夏場は日陰になったりなど、メダカと相性がよいです。
屋外での越冬は可能ですが寒さに強いわけではありません。心配でしたら冬時期は室内に移した方が安全でしょう。
日光が必要ですので、日当たりのよい場所で育成しましょう。
株分けすることで簡単に殖やすことができますし、特徴的な見た目を活かしてレイアウトにもおすすめの水草です。
グリーンロタラ
グリーンロタラは、アクアリウムでは頻繁に見かける水草です。
水中葉(水中で育った葉)と水上葉(水上で育った葉)で葉の形が違っていて、水中では尖った形をしていますが水上では丸みを帯びます。
水上葉を殖やすことで隠れ家にしたり、水質浄化に役立てたりするメダカ愛好家の方も珍しくありません。
育成が簡単なだけでなく屋外で越冬させることもできます。
ミジンコウキクサ
ミジンコウキクサはその名のとおり、非常に小さな浮草です。
メダカの幼魚~成魚でしたら口に入る大きさですので、おやつになります。長期間外出する際に入れておくと、非常食として食べてくれます。
栄養が豊富なこともあってメダカの色揚げ効果も期待できます。育成は簡単で日当たりのよい場所で成長・増殖していきます。
しかし、30度以上になると白化してしまうため、日陰を作ったり、飼育容器を移動させたりして高水温を避けましょう。屋外で越冬させることが可能です。
サンショウモ
サンショウモは葉の形が特徴的な浮草です。『サルビニア・ククラータ』という名称でも販売されていますが、それは外国産のものが多いです。
隠れ家だけでなく産卵床にもなるため、メダカと相性がよいです。増殖速度が速いこともあって、水質を浄化する役割もあります。
ただし、殖えすぎるとメダカや下層の水草に日光が届かなくなってしまいますので、定期的に取り除きましょう。
十分な日光を当てるようにすれば簡単に育成できますが低水温に弱い一面があるため、冬場は室内に隔離した方が安全です。
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