第11話 続き2 夏休みで事件は付きもの
「じゃ、
「はぁい、分かったよ、
「変な奴に声かけられたらすぐに俺に連絡する事、」
「うん、!」
あれから10分近く休憩してから、蘭は立ち上がって俺にそう言ってきた。
「あと、
「了解しました〜!」
俺がそう言ったら安心した顔をして、屋台飯を買いに行った。
スマホを触りながら、待って居ようとスマホを取り出して触り始める。
「、、、、そう言えば、湊斗さん達と会ってから、撮る写真増えたかも」
呟きながらスマホ内にある写真を遡って見る。
「(BBQした時の写真、
何て思いながら写真を見てほのぼのしていたら、聞き慣れた明るい声が聞こえそれと同時に俺に近づく足音が聞こえそちらに目をやると、
「ゆいゆ〜い、!!見ぃ〜つけた!」
「もしもし、蘭?((スマホを耳に付ける))」
「ちょっと待って!ゆいゆい!」
俺が言ったら焦った風に俺を止める湊斗さん。
「で?
「はるるん達情報伝えるの早い〜!って、あれ?蘭君は?」
「屋台飯買いに行ってますよ」
「それで、その手に持っている一眼レフ構えてますけどなにする気ですか?」
湊斗さんの相棒、一眼レフを俺に向けて構えている湊斗さんにそう言うと、湊斗さんはドヤ顔で、一言
「100枚は撮る」
「マジですか」
俺がそう呆れた引き気味でそう言うと、興奮しながら、
「ゆいゆいの可愛い写真を撮らずとしてカメラマンの名は廃るね!」
「アンタはデザイナーだろうが、、、、まっ、撮られるのは別に良いんですけど」
何で俺が言ったら嬉しそうに俺を撮りまくっている湊斗さん。俺は呆れていたらこの前の事を思い出した。俺は撮った写真を確認している湊斗さんに声をかける。
「湊斗さん、質問良い?」
「?、良いけど何〜?」
「この前、俺がした質問の返事して欲しいんだけど?」
俺がそう言ったら途端に笑顔から驚きと焦りを含んだ顔をした。忘れていたんだろう、何て思いながら湊斗さんに詰め寄る。
「また今度って言いましたよね?、だから言ってくれませんか?ねぇ??」
「うぅ〜、ゆいゆいのそう言うところ、蘭君にそっくり〜」
「わ、分かった。ちゃんと答える」
「はい、お願いします」
俺が言い逃れられないように冷たい目で見ながら言うの待つ。答えると言ってから数分、何も言わずに沈黙が流れる。
「、、、、、、、、」
「(どんだけ、言いたくないだ?早く、言ってよ。じゃないと、、、、色々考えないといけないじゃん)」
何て心の中で悶々たしていたら、意を決したのか口を開いた湊斗さんに目線をやる。
「スゥ この前ゆいゆいが言った通り、、俺、は蘭君の事がれ、、恋愛的にす、好きだよ」
「ッ 、、! (合ってたか、、、、あぁ、、マジかぁ、キッパリとそう言われると結構心にくるなぁ〜)」
「蘭君が、ゆいゆいの事が好きだって事もゆいゆいが蘭君の事を好きだって事も知ってる」
「蘭に、、、、気持ちを伝えたりはしないんですか?」
「、、、、ぇ?」
俺がそう言うと湊斗さんは途端に驚いた顔をした。俺も自分の言葉で驚いた。何でこんな事を言ったのかも不思議だ。
「ん〜、伝えた所で付き合える事はないでしょ?だって、蘭君はゆいゆいが好きなんだから」
「!、、、、そんな事分からないですよ、、いつ蘭の気持ちが変わるか。蘭って湊斗さんに気を許してるし、いつ好きになるか」
「それに、俺がいつまで経っても好きだって言わないのを嫌になって、き、嫌いになるかもしれないし、!」
そう無理をして笑いながら言うが心の中では嫌だなぁとかそんな事あったら死んじゃう。何て思っている。思ってもない事を言うなんて嫌だけど、何でか言ってしまう。
何て暗くなっていたら、湊斗さんの手が俺の頬を掴む。
「ウェッ ?! み、湊斗しゃん?、」
「馬鹿なんじゃないの?ゆいゆい、蘭君がゆいゆいの事、嫌いになるわけないでしょ、!」
「!、、、、ッ で、でも、人の気持ちなんて一瞬で、」
「でもじゃない!ゆいゆいは、分かるでしょ!何年、10年以上好きでい続ける気持ち!」
そう叱るように言う湊斗さん。俺はそう言われてビックリしたが、納得も出来た。俺も蘭も10年以上お互いを片思い続けたんだ。
「ずっと好きだったのに、一瞬の出来事で、気持ちが揺らいだり、変わったりするもんじゃないでしょ。結も蘭君以外を好きになるの?一瞬の優しさだけで、」
「!、、、、」
湊斗さんにそう言われて俺は、動揺してしまった。だって、無理だ。蘭以外の人を好きになるなんて絶対に無理だ。蘭の過保護さや不器用だけど優しく、甘やかしてくれる所何て他の人には絶対無理だ。
蘭以外の人と付き合うなんて考えられない。
「蘭君は俺達にずっと言ってたよ。「結の笑顔はずっと守りたい、結を幸せする。これは決定事項や」って笑顔で言ってた。俺が告白しても、蘭君は断るし、蘭君はゆいゆいしか眼中にないよ」
「、、、、ッ ポロポロ ポロポロ(泣)」
「!!?!? ゆいゆい!?ぇ!大丈夫?!なんかあった!!?ぁ、俺に言われるの嫌だった!??!」
「ち、違、、、、フフッ」
俺が泣いてしまったら真顔で迫真あった顔からいつも通りの顔になって焦りながら俺を宥める湊斗さんに笑ってしまった。
「、、、、ありがとうございます。湊斗さんの言葉で目が覚めました。ですよね、蘭が俺の事嫌いになるなんてないですよね、笑」
「!、、、、何それ〜、マウント〜?」
「ん〜、そうですかもね。でも、何か湊斗さんにそう言われて嬉しかった。蘭の俺への好きな気持ちを人から言われると嬉しいですね笑」
「そっか、、、、ぁ、1つゆいゆいに言いたい事があったんだった」
俺が嬉しいななんて思いながら笑いっていたら、湊斗さんは微笑みながら俺を見ていたら、何か思い出したかの様に俺を見て一言、
「、、、、俺、ゆいゆいの事も恋愛的に好きだから」
「、、、、、、、、ぇ??」
・・・・・・・・・
「湊斗〜!アンタ、とりあえず、今日は悠司の家で説教!迷惑かけるな!」
「はい、、、、凛花さん、酔ってます?」
「屋台の中にお酒売ってて、それで」
「結!何か、されへんかったか!?湊斗さんならやりかねへんし!」
「だ、大丈夫」
あれから数分後に屋台飯を買いに行っていた蘭が戻って来て、一瞬で凛花姉さんと悠司さんに連絡して、湊斗さんを回収する。
俺は湊斗さん言われた発言でビックリしてしまった事で硬直していた。だから、蘭が戻って来てちょと良かったと思ってしまった。
「じゃ、ゆいゆい、蘭君、また今度ね〜、ぁ、夏休み明けたら会うのかな〜」
「とりあえず、説教して潰れるまで飲むわよ」
「そんなにお酒あったかな〜」
「飲み過ぎないでね」
「、、、、湊斗さん大丈夫やろうか、あの2人と酒飲むとか」
「、、、、気にしないでおこう?」
「助けて〜!!」
何て叫びながら悠司さんに連れて行かれた湊斗さんを見送る俺と蘭。
「、結、俺らもそろそろ帰ろっか?牛串と唐揚げは家で食べようや」
「うん、分かった」
正直、湊斗さんの発言もあって気になる気になる状態になっているけど、今は蘭と話しながら家に帰りたいと言う気持ちを優先しよう。湊斗さんが俺と蘭の両方好きと言うのはどう言う事かは今度聞こう。
そう意気込みながら蘭と手を繋いで家に帰る。
ただ、俺に好きと言った時の湊斗さんの顔は優しく微笑んでどこか懐かしい雰囲気を感じてしまった。
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「やっぱり3人分づつ買うのは馬鹿やったな」
何て呟きながらかき氷を両手に唐揚げが入った紙コップが入ったビニール袋と牛串が入った紙コップが入ったビニール袋を持って結の元に戻る。
「ゆi、!」
少し離れた所から結の姿が見えたが、湊斗さんと話している姿を見て、足が止まった。何やら、話しているので様子を見る。
「何か、結が詰め寄ったりしてるし湊斗さんが焦った表情してるんやけど、何話してんの」
「俺がおらん所で何してんのやろ」
バレない様に隠れて見てそう呟く。結が誰かと仲良くするのは良い事だけど、湊斗さんは結が好きと言う疑惑があるからちょっとモヤモヤする。
何て思っていたら、湊斗さんに頬を掴まれていた結が泣き始めてしまった。
「!!?!? み、湊斗さん、結に何言ったん!?姉さんと悠司さんにも連絡せんと、!」
俺はそう言ってスマホを取り出して姉さんに電話しようと操作しながら結達に近づく。話し声が聞こえて来て次の瞬間、
「、、、、俺、ゆいゆいの事も恋愛的に好きだから」
「、、、、、、、、ぇ??」
「、、、、、、、、は?」
俺の声は人混みにかき消され2人には聞こえなかっただろう。俺は湊斗さんの発言で驚いてしまい困惑してしまった。
数分間の硬直の後、すぐに結と湊斗さんの所に行った。姉さんに電話をして湊斗さんを連れて行って、結と家に帰った。
「美味っ!少し冷めてるけど、牛串と唐揚げ美味しい!」
「やな、良い肉使っとるわ」
「何それ?笑、って、浴衣どうしよう。これ確か湊斗さんが作ったやつなんだったけ?」
「あぁ〜、今度返したらええやろ、2日後には夏休み明けて学校やし、学校明けてその時に」
唐揚げを口に運びながらそう言うと納得した表情をする結。
「、結今日楽しかった?」
「ぇ?、ん〜、うん!楽しかった!蘭とで、デート嬉しいし楽しかった、よ/// (何その質問!普通に楽しいし嬉しいに決まってんじゃん!!)」
「フハッ そうよな、、、ほんま、可愛ええな」
「! な、何それ、、恥ずかしいでしょ」
何て恥ずかしそうにそう言いながら牛串を口には運んでいる結は本当に可愛いい。
湊斗さんは結の事が好き、これは変わらない事実だ。それを踏まえて、今後の湊斗さんのへ接し方を考えると同時に湊斗さんが結に対する接し方を観察しないといけないな、たった数時間で1つの事件と2つの恋と1つの衝撃に合うなんて思わなかった。
何て思いながら可愛い結を見つめながらお茶を啜る。
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