第10話 最悪の場合、ヤれば良いだけやろ
「、、、、怪しい (ボソッ」
「?、
「!、いや何でもない。ぁ、
「、、うん、分かった」
危な、聞かれてたか?、大学に帰って来てから何故か片付けをする事になって大量の服を纏めて片付けているで。
それで、俺が怪しいって思ったのは、
「ゆいゆい〜!今度このミニスカ履いてくれなぁい!?」
「履きません!長い方が良いです!」
「長いんだったらスカート履いてくれるんだね!ヤッタぜ!」
「湊斗?良い加減にしなさいよ」
「
距離が近い、、、、いやあの人の場合誰に対しても距離は近いけど、特に俺と結に。
やけど、結の言動が変なんよ。湊斗さんを見る目が何か違う、ジッと見たりしてるし、それに!今日の外での撮影の時、俺が着替えてる時にやって、
『女装じゃなくても、普通に撮られるのは恥ずいんやけどなぁ』
『ん?、何か話して、』
着替え終わって、2人のところに戻ろうと歩いていたら、2人が何か話していて、話し声は聞こえなかったが、結が何か言ったかと思ったら一瞬で湊斗さんの顔が真っ赤になって、焦っていた。
結は詰め寄って話し続けて、湊斗さんは真っ赤な顔から真顔になった。俺は、すぐに2人に駆け寄って声をかけた。
『結〜、湊斗さん〜、着替えたで〜』
『パァァ!蘭君、!、ゆいゆい話はまた今度ね!!!?』
『ッ、!ムゥ 蘭、タイミング最悪、』
嫌な顔をする結に俺は驚きながらも両肩を掴んで、問い詰める。
『ぇ、何で!?ハッ 湊斗さんになんかされた!?』
『されてない』
そう言って、掴んでいた手をはらってポーズを取る結。俺は寂しくなりながらも俺もポーズを取った。
「うぅ、凛花さんに叱られたぁ〜」
「自業自得だろ?笑はい、片付けしなさい」
「はい、分かりましたぁ〜」
そう
「湊斗さん、、ドンマイですけど、しょうがないですよ」
「ゆいゆい〜、酷い〜、、ぁ、フッ ゆいゆいのここエロい〜!」サワッ
「ピャッ ///// み、湊斗しゃん!?」
「嘘でしょ、まだそこ、弱かったの!?」
結の服がはだけた腰部分をいやらしく触った湊斗さん。結は可愛く鳴いて顔を真っ赤にして驚いて、湊斗さんも驚いていた。結は腰部分触られるのが苦手なんだよぁ〜笑
何て思っていたら、
「湊斗さん〜、セクハラですよ〜」
「
「はるるん、ナッツ、そんな顔で責めないでくれる!?」
「
「ゆいゆいもフルネームで脅迫しないで!」
何てガヤガヤしててほのぼのしていると同時に湊斗さんの顔がやっぱり晴樹と
「
「
「そっ、ありがと、ちょっと聞きたい事あったから!」
「うそ、隣の部屋に居んの?はぁ、尚、魔境に行くか」
「真斗、、どんだけ嫌なの、まぁ魔境っぽいけど」
何て言いながら2人で隣の部屋に行った。確かにあの部屋、魔境っぽい雰囲気漂ってるけど。
1人になって再び思い出して考える。湊斗さんが結の事が好きと言う事は多分、結は気付いていない。なら、
「結は何を湊斗さんに言ったのか、そして何で湊斗さんは顔を真っ赤にしたのか、、、、気になる」
「?? 蘭、何独り言言ってんの?そろそろ、帰ろ?」
「!?、ぁ、、、、うん、分かったわ」
結に声をかけられて少しびっくりしたが、すぐに返事した。辺りを見ると姉さんや悠司さん、真斗と尚也達はすでに帰っていた。鞄を手に持って部屋から出た。部屋から数分歩いてポケットに手を入れたら、
ゴソゴソッ「、ぁ、ヤバ、結ごめん、スマホ忘れたから、先に帰ってくれへん?」
「、、ッ うん、分かった。気を付けてね」
「おん!」
一瞬顔を顰めたかと思ったがすぐに笑顔になって手を振った結。、、、、やっぱり何かある?
そう思いながら部屋に戻ったら、湊斗さんの姿があった。湊斗さんは撮った写真を確認していた。
「あれ?湊斗さん、まだ居んの?」
「ゆいゆいの写真確認してんのぉ〜!見てみて!この恥ずかしがってる顔、可愛くない!?」
「んなの、俺が1番知ってるわ、結歴何年やと思ってんの、15年以上やけど?」
「蘭君のそう言うブラコンなところ嫌いじゃないよ」
真顔でそう言った俺に引き気味で言う湊斗さん。この人、いつも俺や周りが引いてんの気付いてねーな。
俺は、2人っきりと言う事を良い事に、湊斗さんに聞きたい事を聞く。
「、、、、湊斗さんって、結のどこを気に入ってるんですか?」
「、、ぇ?」
「いや、前々から結の存在は言った事ありましたけど、初めて会った時から瞬時に気に入ってたやろ?やから、」
「ぁ〜、そー言う事、、、、ゆいゆいって可愛いじゃん?蘭君に似てるけど全然違う顔立ちで外国人チックの雰囲気で蘭君とは違って優しくて人懐っこい!それに笑ってる顔が俺の大好きな蘭君に似てたから!」
そう笑顔で言う湊斗さん。まぁ、雰囲気は似てるって言うけど俺は塩顔、結は特濃ソース顔って言われるけど、共通点はイケメン兼美人って良く言われる。それと笑顔が似てるって、そう言われてちょっと嬉しかった。
それと同時に、やっぱり湊斗さんは結の事が好きなんじゃないかって、思ってしまった。そう思いながらも話し続ける。
「!、、、、そうですか、まぁ、それなら、それにアンタは華奢で綺麗な顔の子が好きな趣味持ちやし、納得は出来るな」
「それに、華奢な体格に俺でも簡単に押し倒さそうじゃん!?」
「押し倒したら、はっ倒すけどええか?俺が」
「蘭君、無理でしょ?蘭君も簡単に押し倒さそうだもん」
「、、、、(否定出来ないと言う顔)」
「、、、、早く、付き合えると良いね、蘭君、!」
「まぁ、はい」
「付き合えなかったら俺と付き合 「勘弁してください。じゃ、さようなら」 蘭君、ほんと冷たい!」
俺はそう言って湊斗さんを背にして部屋を出てある場所に寄ってから家に帰る。帰ると、エプロンを付けてペタペタと足音をさせて俺の方に向かっくる結。その顔は笑顔でとても可愛い。
「ただいま、結」
「おかえり!蘭!、ご飯出来てるよ!」
「そっか、ありがと、ぁ、これ買って来た」
「!それって!」
「ん、結の好きなショートケーキ。食後に食べようや」
「うん!」
そう笑顔に言いながらルンルンにケーキの入ったケース持ってキッチンに向かう結。やっぱり可愛い。湊斗さんは結の事が好きなのかもしれない。それを大前提とすれば、多分だけど湊斗さんは結に気持ちを伝える確率は多分低い。あの人の性格もあると思うけど、俺の気持ちを優先させる。だけど、もし、もしかしたら結が湊斗さんの事を好きになるかもしれない。
そんな事があって、それに湊斗さんが気付いたら、、、、
押し倒すかもしれない。もしそんな事をしたら、
最悪の場合、湊斗さんをヤれば良いか、、、、いや、やればええねん!
「?蘭、どうしたの?早くご飯食べよ?」
「あぁ、ごめんな、食べようや、結のご飯楽しみやな笑」
「美味しいもんな」
「えぇ〜、笑、嬉しい〜」
キッチンから顔を出して笑顔の結を見ながらそんな不穏な考えをしているのは絶対に気付かれない様にする。そして、早く結は俺の事を好きになれば良い(もう既に好きである)
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