縁の終わり

 「お! 小僧ワシの任務はこれにて終了との通知が来たぞ! ワシは天界に帰る約束の報酬だ! ほれ! これで悪事に手を染めなければ人生成功は確実となった! 縁の鏡と妖怪石を返せそれで終了だ! これで今まで見届けた縁がつながりお前は涙を流すだろう」


 俺はその二つを妖神様に渡した。


 「これでお別れか……凄い濃厚な体験だったよ……」


 「そんな顔をするな……おぬしが望めばお前が目にしてきた縁と同じくらいのを結べる相手はみつかろう……中々わしも楽しめたぞ小僧いや……ツナグよ……さらばだ……」


 そいういって妖怪様は光とともに消えていった――

 その時脳裏に走ったのは――

 俺がそれまで見届けたすべての縁――

 気づくと俺の目から熱い涙が零れ落ち――

 俺はその時彼らの縁の想いを知れた気がした――

 人と妖の縁とは――

 これほどまでに美しく――

 儚いものだったのか――

 俺の涙は枯れるまで続き――

 日常の生活が戻ってきた――


 ◇

 「あれから十年か懐かしいな」


 俺は昼間ふと昔のことを思い出していた。

 今俺は特に仕事はしていない。

 十代で立ち上げた会社はあれよあれよいうまに大企業に成長し今では会社を信用における人に任せ二十代前半からの早々とした隠居生活を送っていた。

 俺が仕事をしなくなったのはどうしても縁屋の体験で見た彼らと同じ縁が欲しくなったからだ。

 金や権力は得たがそれでも手に入らない物が俺が見届けた縁。

 普通の恋愛では到底得られないからこそ苦労して求め続けている。

 そしてあの時の飛び切り熱い涙――

 あれほどの感覚は未だに――

 確かに俺の秘めた願いの涙は流れたが……


 「はあ……また妖神様と人と妖の縁を見届けたいな……なんてな」


 「その願い叶えてやろう」


 次に目の前に光が落ちた。


 「妖神様久しぶりだな……」


 「ツナグよ! おぬしちとやり過ぎだったぞ!」


 「いきなり何?」


 「おぬしが結んだ縁の出来が過去最高とされて天界で大はやりしてな……そのせいでおぬしに縁屋としての再びの任務が課されたのだ!」


 「つまり」


 「そういうことだ! まさかその顔で断るまい! 後裏話をお前の脳内に追加しておいたぞ!」


 「裏話? これは!? あとで見させてもらうよ! 縁屋の件任せろ! 時間はだっぷリあるからな!」


 「さて最初の縁だが――」


 こうして俺の縁は続くのであったおしまい



これから先と一番目の話は文字数合わせの新作

とおまけ

???とつく話はすべて新作

本当に面白ければどんな作品も受賞の可能性があるいう理念の某賞でこれより前の14話で一次落ち

違う賞に出すように泣くという目的を導入少いじりつけここように次回予告つけた以外14話本編ほとんどのノータッチ改良さえしていない一次で落ちたそのままを使用

これで一次で落ちるなら私なんぞの作品はその某賞のお眼鏡に下手したら生涯かなわないのでしょう

某賞の受賞作品は公式判定ではこの14話のはるか上りできとの判定なのです

某賞の一次抜けた作品の数は他の賞を圧倒する他の賞の常識ではありえない大量の作品数

つまりその大量の一次抜け作品も全て公式判定でこの14話よりも一次を抜けるに値する作品なのです

某賞の受賞作作品おそるべしといったところ

当然この質なので規定違反などするどころかほとんどかがず放置して修正もほとんどしないで勉強優先していたので絶対に規定違反で審査外ではないのです

まあ一次おちてから流石に気がどうてんしてその某賞終わる前に別のところに送り審査外で落ちたけどね

確実に某賞一次落ちまでたのとこには応募なし

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