合せ鏡を割って・・己の血と、精神を削って書き続けるのみ(後編・完)

 ☆小説は計画的に書きますか? それとも感性のままに?


 まず人物設定、舞台設定を詰めます(参考文献もチェックします)。

 次に、話の大まかな流れ・雰囲気を設定。

 で、あとは感性と、キャラが動いてくれるままに任せる。そんな感じです。


 瑠奈『どーよ作者くん。アタシって動かしやすいだろー。

 やっぱり「作者が愛着を持てるキャラ」ってのが、書いていて楽しいよねー♪』



 ☆執筆中、作品に対して気をつけていることがあれば教えて下さい。


 1.狂気から湧き出る発想を、大事にする


 ルサンチマンは作者の栄養、作者は恥を晒してナンボ!

 という事で、「無尽蔵に湧き出る負の感情」をベースに書くことが多いです

(なので、ハッピーエンドは描けないです)。


 瑠奈『でもなあ。作者くんてイジられギャグ体質だし、ついついジョーク&ブラックジョークに走っちゃうよなあ。まあ、鬱展開ばかり書くのも、それはそれで性に合わんよね、うん。』


 2.文献チェックはしっかりと。間違った情報を根絶せよ


 明日使えない豆知識!みたいなのも入れていますが、基本、今まで読んできた文献・取り寄せた文献(とWEB記事)などをチェックしながら書きます。

 自分の頭で考えて「いや、納得できない、ロジック的に!」と思ったものは書かないです。


 瑠奈『正しさを常に追求する! でも、過度な押しつけも慎む。

 バランス感覚って難しいよなぁ・・・』


 3.スマホ読みした時に、読みやすいようにする


 スマホのプレビュー画面を元に、タブレット画面で校正。

 セリフを強調させたり、ダラダラして読みにくい段落を切ったりします。


 瑠奈『それよりもさ、内容でしょ、内容!

 あんなマニアックなことばかり書いても、読者が理解できないだろーがボケナス。

 分かりやすい説明、これからも追求していこーぜ!』


 4.叡智や残虐描写の、工夫をする


 規制回避のテク(警告対策)ですね。

 例えば叡智なやつは、三大NG(直接単語、アエギ声、過剰なチュパ音)を最低限にすれば、「AIによる一次検査」は、回避しやすいです。

 あと前後の説明や、指示語を省略したり、比喩表現に走るのも良いでしょう。

(前編の話末に書いた【蛇足】の二次創作は、そんな感じです)

 ただ、正式な連載作品では「人の目による検査」も入るので、難しいでしょうね。


 瑠奈『作者くんが好きに書けているのって「誰も読んでないから」って事を忘れるなよー。

 ま、人気が出る心配など無いし、これからも好きに書こーぜ・・・猫一枚を被った状態でな。「言い訳できる要素」くらいは、残しておきたいし。』



 ☆尊敬するカクヨム作家さんはいますか?


 ここでは名前のみ挙げておきます。

【中村青さん、助部紫葉さん、上月くるをさん、石川円花さん、kana_01さん、渡 歩駆さん】、以上です。


 瑠奈『主に、交流のある作家さん(例外あり)から選出しましたー。

 他にも、参考にしたい方はいっぱいなので・・・その上で、自分流を確立していかないとなー。』


 ☆座右の銘があれば教えて下さい!


「実感を情報に合わせる奴は『大衆』だ。

 情報を実感に合わせるのが、健全な『庶民』だ。」

(小林よしのり)


「自分の命しか人生の目的がないなら、畜群の群れに埋没して終わるだけだ。

 あえて言うが、経済のほうが命より重いのである!」

(同上)


「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残すなかれ」

(東條英機・戦陣訓より)


「妥協なき増悪」

(チェ・ゲバラ)


「この世は元々ヒドイ所なのだ。それが『フツウ』なのだ。

 とりあえずこの世に、平和とか幸福とかはありえない。」

(山田花子)


「誕生とは害悪である」

(デイヴィッド・ベネター)


「『一体この俺が、この世で何事かを果たす男の面をしているかね?』ーー私に向かって、どんな仕事をしているのかと尋ねる不謹慎な人間には、そんな風に答えてやりたいものだ。」

(E.M.シオラン)


「自分の遺伝子は優れていないので、子孫を残したい意欲は(あまり)無いです。

 自分の生命なんて、大した価値はありませんから」

(植松聖【死刑囚】→相模原施設襲撃事件)


 瑠奈『作者くんは「自分がこの世に生まれてきたことは、100%完全な大間違いでしかない」という考えだからねー。

 まあ、そう思えば納得のラインナップだよなー(白い目でドン引き)』



 ☆お疲れ様でした! なにか一言!(自己PR等ありましたら!)


 人類社会から排斥された(人として当然の事もできない)下等生物。

 だからこそ見えるものを、可能な限り筆に乗せ、言語化したいです。

 自分と同じ苦しみを持つ人々(と、人間未満)に、ヒントとなりうる物を残したいのです。


 良き存在は讃え、いい影響を与えることが使命。

 そして唾棄すべき害毒は、放逐するのみ。

 自分の生命とかどうでもいい。全ては、社会的公正の為に!

 公正じゃない世界なんて、産まれてきたって意味がない! 以上です。



 瑠奈『ははは・・どう見ても人間の考えることじゃねーな。

「どうせ人間になれないから」って、ここまで振り切ってどーするよ。

 まあ、他のみんなは手遅れになる前に「真っ当な人間」になろーね。


 人類にも駄目な所は沢山あるけど、その中でも敢えて「見るべきもの」を見つける。

 絶望的な世界(周囲、地域社会、地方、日本国家、国際社会、地球環境)の中でも、きっと何かはあるはずだから、ね・・・』


(完結)

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