この気持ちは彼女への憧れからなのか。
嘘と勢い。それでもこんなにときめいてしまったのだから。
170cmという自分の長身にコンプレックスがある香織。女学園の王子様であるレイコは180cmというさらに高い身長。香織は彼女の堂々としている態度や振る舞いに憧れを抱きつつも、彼女の本質を見抜いていた。互いに吐いた嘘が原因となり彼女たちの歯車は回り始めるのだが……。
テンポの良い展開が物語の世界観と、癖のある二人のキャラクターに合っており、自然と彼女たちを取り巻く学園の雰囲気、背景などを思い描きながら楽しめました。
香織の腰抜けなのか、度胸があるのか、掴みきれない性格が魅力的でした。
是非、疾走感のある二人の物語の始まりをお楽しみ下さい。
素晴らしい作品をありがとうございました。