猫と私
綺良々
はじまりのとき
私の名前は神里心海(かみさとここみ)。高校一年生だ。友達もでき,部活にも入部して楽しく過ごしていた。いいスタートダッシュを切れたと思っていた。
しかし,四月のある帰り道で悲劇が私を襲った。
普通の道を歩いていた時に猫が車道を歩いていたのを私は見ていた。すると,遠くのほうから軽自動車が来ていたのが見えた。猫は気にせぬ顔で車道に寝転び,軽自動車の運転している人は猫に気づいていなかった。このまま目の前で猫が引かれるのを見るのはとても嫌だったし,猫が好きだったからというので体が勝手に動いていた。
私は車道へ行き猫を抱え込んだ。すると,恐怖のあまりその場から動けなくなっていた。そして軽自動車にぶつかってしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます