第7話
剣を持つ。
殺すなんてことがないように、ダンジョンで得た剣を使う。
「なんだお前?まさかお前みたいな子供が俺に勝てるとでも?」
「、、、散々俺の家族を侮辱したな。」
あれ以外にも、家族は理不尽な理由で傷つけられ、血を流し、跪いた。
だがそれも今日までだ。
「お前たちやれ!」
「ウオーっ!」
同じ町に住むものたちが一斉に襲ってくる。
彼らもまた家族を養うため、安全な空間に居続ける戦う。
だが容赦はしない。
こいつを倒すことが全員の幸せに繋がるから、、
全力で、、
「シャキン!」
1振り。
「シュ!」
2振り。
「ジュン!」
そして3振り。
それにより全員倒れた。
10階と30階の違いは大きい。
「は、、だがな、、」
5等級の装備を着ける。
「その勢いは俺によって沈められる。」
ブーツによる加速。
そしてグローブにも仕掛けがあるようで、高速で振り下ろす。
5等級。50階まで通用する武器。
タタッ!
避ける。
だがそれだけでは勝てない。
「、、はや、、」
ドッ!
「!?」
拳で腹を殴り、そのままの勢いで壁と衝突する。
ナックルをつけているためか、攻撃力は高く、
「う、、ごけない」
それは体を麻痺させるほどだ。
「な、、、なんでお前のような子供がそんな力を!」
「、、」
さて締めだ。
「いいのか俺を倒してもいいことはない!物価だって高い!品も全然売れないぞ!」
それはデマだ。
もう一歩近づく。
「もっといい待遇だってしてやる。」
もう一歩近づく。
「他の奴らが苦しむぞ!」
それも対策積みだ。
もう1歩近づく。
「俺は偉いんだぞ!」
もう一歩近づく。
「だから、、待ってく、、」
その男は気を失った。
***
町は回っている。
2人のロボによって。
意欲が高まったのか、今では20階層まで行くようなやつもできている。
景気もだんだんとよくなり、稀に貿易人がくる。
それにより楽に生活できる人も増えた。
「ありがとな。」
知っているものからは感謝されるが、
家族には言わないでくれ。
とそのままで家族とは接したいので秘密にしてもらっている。
あの市長は市外追放とした。
「おお!おかえり!」
父は笑顔で迎え入れてくれる。
「おかえり!」
少し痩せこけていた母も今では元気で、笑っている。
「ただいま!」
それに負けない笑顔で家に入っていた。
***
「な、、いない?」
その店内はボロボロで、整備がされていなかった。
前見た時はマシだったはず。。
「え、、」
その時絶句した。
奥をみると血がベッタリと付いている。
それが導く方向に行くと異臭がする。
そこで私の考えはまとまった。
恐る恐る開ける。
、、、やはり死骸であった。
当然あの店主の。
すぐに閉じて走り出した。
店内を走り走り、
外に出ようとすると、扉が開く。
咄嗟に隠れた。
まさかあの人が、、
「ドン!」
隠れていた棚が壊され、そこにはみた事もない少年と、おじさんが立っていた。
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