誰からも愛されなかった私を、初めて愛してくれた貴方へ

紗 妃 _ .໒꒱

epilogue

 1年、365日。


 それは長くて短い、儚い日々の連続によって成り立っている。


 8760時間、52万5600分、3653万6000秒。 


 少しもピンとこない数字の羅列が、私達の間を流れている。私に残された時間が、それだった。神のみぞ知る未来に、私は存在していないという予告だった。


 何もできない。

 何も分からない。

 何も乗り越えられない。


 そんな残された時間を私は生きていた。


 これは、私の灯火が消えるまでを描いた話。

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