アイデアの断片

沼津平成

第1話

 自殺寸前⇒タイムスリップ


 鈴木(仮名・30・女)は自殺した。

 橋から飛び降りた。

 時が停まった。

 悪魔が鈴木をつまんでいる。

 鈴木はまた橋の上。

 橋から飛び降りる鈴木。

 悪魔がまたやってくる。

 気づきましたか? 鈴木は同じことを考えているのでいくら時を戻しても――

 忙しい悪魔はつぶやく。「こんなことなら悪魔になんかならなきゃよかった。俺のアパート、魂でもういっぱいなんだよ……」

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アイデアの断片 沼津平成 @Numadu-StickmanNovel

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