第11話 衝撃のあとで

2人は傷ついた体のダメージが大きく動くことができそうになかった。

軍隊がどうなったのかも分からない。

体を休められそうな場所を探す。幸い、近くに小さな川があった。

2人はそこに座り込む。

「はぁ……はぁ……」

2人は大きく息をつく。

「疲れたな……」

オリスはユリアの顔を見る

「疲れたわ……ねぇ……キスして……」

2人はゆっくりと唇を近づける

唇がふれあう。2人はゆっくりとキスをした。

2人はしばらくキスを続けていた。

「もう大丈夫?」

「ええ……」


2人は再び立ち上がる。

「早く帰りましょう……」

2人はゆっくりと歩き出す。2人は森を抜けて街道に出た。2人はそのままミデスの街へと向かった。

ミデスに近づくにつれて、街道が騒がしくなっていった。

あの巨獣はミデスからも見えたに違いない。街は混乱しているのだろう。

厳戒態勢となっている街の入口を超え、なんとか宿屋にたどり着いた。

宿屋の周りも混乱していた。

すっかりと夜の中、灯りを持った住人達が噂話をし合っていた。

宿屋の部屋へ戻ると2人は治療を行い、横になり目を閉じる。


すると、またもや夢を見た。

オリスの夢の中には、大きな翼を持った獣の姿があった。

そして、巨大な翼は空を覆い尽くす。

そして、その獣の口から放たれたのは、破壊の炎だった……。

オリスは目を覚ました……。

あの化け物は僕の未来に関わっているのか。


翌朝、2人は目を覚ました。

2人がギルドに行くと、ラシャが駆け寄ってきた……。

「あっ! あなたたち大丈夫ですか〜!? 昨日は大変なことになったみたいですね〜。

お2人が行った森の近くだったようで。あの怪獣が出たのは」

ラシャは2人に心配そうな声をかけてきた。

「ええ……私たちはなんとか平気よ……」

「よかったです〜 それじゃ〜、討伐報告しましょうか〜」

2人はラシャの案内に従って、依頼達成の報告をしていった。

その後、2人はラシャに誘われて、酒場で昼食をとった。

「私がお願いした依頼だったので、そのせいで2人とも死んじゃうかと思いました〜」

ラシャが申し訳なさそうに言う。

「そういえば....」

そこで2人は昨日見た軍隊の話をした。化け物が衝撃的すぎてすっかり抜け落ちていた。

「それは怪しい軍ですね。怪獣に何か関係があるのかもしれませんね〜。ギルドでも調査してみます。すみませんが、お二人も調査にご協力いただけませんか? どの辺りで遭遇してどのくらいの規模で、どの方向からどこへ向かっていたかなど詳しく教えてほしいのです」

「わかった」

「それじゃ、このあとはまたギルドまでお願いします」

2人はラシャの案内でギルドに戻った

2人はギルドに戻って、ギルドマスターを加え昨日の様子を細かく説明していく。

「そうですか〜。あのような軍隊があの付近にいるとは、何かあるのかもしれません〜。明日、現場までご一緒いただけますか?」

2人が了承するとラシャは調査を進めることを決め、2人を解放した。

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