第2話
…まさか、死んでるわけじゃないよね…?
近づこうにも、かなり勇気が…
こんなところにホームレスなんているわけないけど、でも、それ以外に考えられなかった。
普通じゃないことは明らかだった。
路上に座り込んでるだけならまだしも、数日って…
「…あの」
思わず声をかけたのは、場所が場所だったからだ。
そんなところに居座られちゃ、お店の評判まで落としてしまう。
どっか他の場所に行ってほしかった。
警察に任せてもよかったけど、かなり弱ってそうだし、襲われる心配もないと思った。
だから思いきって声をかけた。
そもそも生きてるのかどうかすら怪しかったから。
「ん…?」
私の声に、ピクッと反応した。
まずは生存確認。
…というか、臭い…
一体いつからお風呂に入っていないんだろう??
…ってか、若い???
近くに寄ってみると、思ったより見た目が若かった。
てっきりおじさんかと思ってた。
格好が格好だったし、そもそも…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます