第2話:なんでも出てきます(悪夢の製造機だ。)
私は
さっきから、道ばたで会った女の子に付きまとわれている。
「はるなさん、はるなさん」
私が思うに、この
女子高校生に付きまとっていきなりゴキ◯リ突きつけてくるなんて、絶対──!
「こおろぎ」
「ギャァァァァアアアアアアびばぼばびぶおあああああ!!!!」
「カシャ」
「撮るなぁぁぁ!!」
「わぁ」
「あんたさっきから! 何なの!? 分かったあなた変態ストーカーね。だってそうじゃなきゃゴキ◯リの次にコオロギなんて持ってないわ!』
「ん? ……じゃぁ次は、ぶーん」
「はっはっは! 三度も同じ罠にハマると思った? 私にはこのカバンで目を隠すという秘技が……、が……」
『なに? あの女子高生~』
『小さい子に向かっていきなりカバンで目を隠す芸を……』
『まさか、変態じゃな~い?』
『え~、こわ~い』
「すとーかー」
「お前が言うなァ!」
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