第2話 勇者発見

「うわー、勇者だー」

 ショーは棒読みでそう言った。勇者が振り返る。

「誰か、なんか言ったか?」

 ショーは黙った。しかしショーは冒険者の印をもつ銅のはちまき、アルミホイルの盾をもっている。ショーはそれらをかくした。そしてショーはさっき感じたなんかの異変について考える。

「もしかして、あいつ……!」

 あいつ、勇者の印の金のはちまき、目にかかってなかったか? 銅の盾、帽子みたいに ふにゃりと曲げてかぶってなかったか……?

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