「気がついたら〇〇になってた!」という衝撃的な目覚めから始まるこの物語。ユニークな設定と軽快な文章が特徴で、主人公のコミカルな心の声に思わずクスッと笑ってしまいます。テンポよく進む展開は読者を飽きさせることなく、最後まで楽しく読める仕上がりです。
主人公が〇〇の日常を体験し、そこで得る気づきと小さな成長が物語の核ですが、その描き方がさりげなくて絶妙。忙しい日常の中でふと親の存在に思いを馳せたくなるような、そんな心温まるテーマが込められています。
ただ、「ちょい辛」の切り口で言うなら、キャラクター描写や入れ替わりの背景について、もう少し深掘りされていたらさらに良かった! 物語全体のテーマ性がぐっと引き立ち、読後感も深まったと思います。でも、この軽快さがこの作品の良さでもあるので、読みやすさはバッチリ。
「短時間で笑いとホロリを味わいたい!」そんな方にぜひおすすめしたい一作です。次の作品にも期待が膨らむ、そんな作家さんの魅力を存分に感じられるお話でした!
ぜひ気軽に手に取ってみてくださいね✨
ユキナ(ちょい辛)