第3話
さて。駅に着いた。
きっと早足で歩けば青山が乗るであろうバスに間に合うから一緒に学校まで行けるかも?
ピョンと電車から降りる俺。
うわー。今朝は凄く良い天気。今日は屋上でお昼を食べたら気持ちいいだろうな。
「あの……!」
そんな事を考えながらホームを歩き出した俺に話しかけて来た人が居た。
「…?はい?俺ですか?」
振り返りヘッドフォンを取る。俺を呼び止めたのはさっき隣に座っていた女の子だった。
どっかの高校の制服。
あぁ、もしかしてヘッドフォンの音漏れについてお説教タイム?
ごめんなさぁい。
「あの……、たまに電車が同じで、気になってて……名前、知りたいなって……」
わお。まさかそういう感じ。
やだなぁ。俺も隅に置けないな。
良いでしょう。教えてあげます。
「俺は聖高校の長谷川雪夜。HOPEのアイドルユキ君です。あは」
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