第2話
今握ってるのは退学届。
まだ高校に入って半年も経って無いけどあたし、この生活に嫌気がさした。
夏休みが終ってしまった時は、泣きたくなる位さびしかった(本当にちょっと泣いた)
もう授業が始まってる時間だっていうのにあたしは校舎の影に座ってまだまだ強い九月の紫外線から見を守っていた。
いつからこうやってこの場所でぼーっとするようになったんだろ。
此処に入学してからすぐに誰も来ないこの場所を知ってここで過ごすようになってた。
何をするって訳じゃないけど、ただここに座って何も考えずに過ごす。
だって落ち着くんだもん?
落ち着くって理由の他にも此処に通う理由は、あるんだけど…。
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