第19話

部屋に戻ると恭が声をかけてくる。


「おかえりー。」



普段から恭はこんな感じ。


すぐに私に気づいて話し掛けてくれる。

そして褒める。



「おっ!今日の格好も可愛ええな。似合うてるで?」



ちなみに、今回の格好はこんな感じ。


黒のミニ丈ワンピ(膝上15cm)にショートパンツ。

家の中なので当然生脚。

あと、猫耳フード付きパーカー。


ワンピは肩紐がないから首の後ろで結ぶタイプ。


髪の毛はポニテしてるままだからOK。



楽な格好が一番な私はみんなの前ではいつもこんな感じ。





「恭〜」



みんな各々好きなことをしているため(大半寝てる)、暇を持て余した私はいたずら半分に

恭の膝の上…正確にはあぐらをかいている上に座ってみる。



「どしたん?甘えたか?てかワンピース短ない?」


「このワンピね、今年の新作なの。」


「そうなんや。やっぱ藍樺は色白いから黒が似合うとるな。」


「ありがと。」


「おう。」



いつもこんな感じ。恭も風みたくお兄ちゃん気質…というか妹ちゃんも弟くんも居るしね。


私がみんなに対して甘えん坊なのもある…

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