第6話
塩見啓はバスケ部の練習に汗を流していた。
2年、3年がいる中で、ドリブルを確実に決め、ゴールへシュートを決めた。
一哉は体育館の入り口からその様子をジッと見つめていた。
そして校門へ向かう。
校門の前に母の車が止まっている。
今日は定期受診の日だ。
もう高校生だから一人で大丈夫だと言っても母は言う事を聞かない。
一哉は助手席に乗り込んでシートベルトを締めた。
「苦しくない?」
「大丈夫」
一哉を乗せて車は走り出した。
一哉はプラネタリウムで星を見ていた。
壮大な星の渦の中にいると、自分が本当にちっぽけなものに見えて来る。小さな悩みなど消し飛んでしまう。
一哉は小学校の時から何度も此処に来ていた。
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