第6話
悠乃はバイトを終えると、近くのコンビニに行った。
聖奈のバイトが終わるのを待って、一緒に帰ろうと思ったのである。
雑誌コーナーを見ると、上野篤哉の顔がある。
悠乃はその雑誌を手に取った。
相当のイケメンだ。
でも雑誌の表紙ではクールなイメージだが、先程話している時は優しげな感じだった。
じゃあ、頑張って……
篤哉の言葉がリフレインして来る。
「お待たせー」
聖奈がやって来て、悠乃の肩を叩く。
「その雑誌買うの?」
「ううん」
悠乃は棚に戻した。
そして2人でコンビニを出た。
その時の悠乃にはそれが恋の始まりだという事さえ気付いていなかったのである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます