轍
水島あおい
序章 夢の始まり
第1話
「嘘……冗談やろ。キモい、ヤメて……」
女の子は気味悪そうに男の子を見るとそのまま屋上から走り出してしまった。
それが中学からずっと好きだった女の子の反応だった。
開は泣く事さえ出来なかった。
分かっていた。
子供の頃から女の子に好かれた事など一度もない。
幼稚園の時だって俺が近付いたら泣き出す子もいたっけ……
でも好きと言う気持ちに負けてしまった。
そう……俺は醜男だ。
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