第18話
帰りは七海と一緒になった。途中から道が分かれて他の4人は其々に家路を歩いて行った。
「環奈先輩って1年の時から彼氏いるのよねー!」
七海が声を上げる。
「当然だと思う」
「やっぱ静香もそう思う?」
「うん」
「だよねー。環奈先輩可愛いもん。いいなあー私も彼氏欲しい」
七海には好きな人がいるのかな。
恋か……
静香はふとオレンジ色に染まる夕方の空を見上げる。
どうぞごゆっくり……
スノーホワイトでバイトしていた多分大学生ぐらいの人のあの時の柔らかな春の陽射しのような優しい笑顔。
静香はふと脳裏によぎった名前も知らない少年の事を思い返していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます