途中のお話。特に意味はねぇ。
王都。そこは人間国の首都。
有名な分それに比例して人や店も多い。
そのため駆け出しの冒険者や熟練の冒険者、役人などが沢山いるのだ。
「レナ〜待ってくれ〜。」
「早くしてください。貴方、なんで、そんなに足が遅いのですか?」
このお方は罵倒メイドさん(仮)のレナさんだ。
俺が適当に唱えたらでてきた式神らしい。
なんだかんだ言って優しい。はず。
「取り敢えず。次は何処行く決めよう。な。」
俺が宥めるようにそう言うと納得したのか。
彼女の華奢な足が止まる。
「まあ。そうですね。計画は大事かもしれませんがもっと早く言ってください。」
.....何で俺が悪いのだろうか。先に行ってのあんたじゃん。
そう思いつつ俺は調べるために肩掛けバッグの中からスマホを取り出す。
「えーと。取り敢えず何処が目標だ!?」
冒険者として仕事をする。というとこまで決めたがそれ以上は決めていない。
「痩せるのでしょう。」
あっ。
「あっ!忘れてた。」
「もう忘れていたのですか?記憶力無いんですね。」
ふっ。と小馬鹿にしたように笑う。
「悪いかよ。」
「悪いですね。」
酷い...一刀両断。
「ところで、痩せると言っても俺はよくわからん。」
「私もよくわかりませんね。」
2人ともダイエットなんてやったことがないため何をどのくらいすれば良いのかがわからない。
極端な話、運動して食べないければ良いと聞いたことがあるがそれではえっちぃ美少年になれそうにないので却下だ。そう俺はえっちぃナイスバディな美少年になってあの主人公(?)をギャフンと言わせたいのだ。
ざまぁ展開とかよくある転生物じゃない?え、メタいってそんなの気にしない。
「取り敢えず今日泊まる宿を探さないとな。」
流石にここでの野宿は出来そうに無いので取り敢えず今日泊まる宿を探す。できれば安いと良いなぁ。
「ですがあまりお金は使えません。」
「王都.....となるとお金が割と金かかるなぁ。」
流石、王都の宿1泊するためだけなのにこれだけのお値段がしたらドデカ盛りカップラーメンが600個買える。
「そうですね。取り敢えず歩いてもいいので街外れか違う村や街の宿まで行きましょう。」
「だな。」
王都の近くの村に安くて食事付きの初心者冒険者御用達の宿があるらしいのでそこにする。写真やレビューをみてみたがそこまで悪い評価はない。
価格は1泊一食付き2500円と破格。
しかも王都からの宿冒険者が来るせいか割発展している。名産物はフルーツらしい。
「それじゃあ。この村まで歩くか。」
「ですね。」
その村まで俺の体力と足が持つかのほうが心配だが。
それより......
「ちょっと休憩Please!!!!!!!」
「うるさい。」
.....(´;ω;`)
そう言って俺は歩きだした。
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