こ、これが冒険者証.......。
「あ~。順番こね〜」
可笑しい...もう2時間は経ったはずだよなぁ。
時は遡る事2時間前。
異世界転生した元社畜の現無職こと結咲聖奈は
職を求めギルドに来た。そこで冒険者として、やっていくために冒険者証を創ることにした。
まぁそこまでは良かったのだが....。
「人が多すぎる!」
そう、人が多すぎるのだ。多すぎるためなんでこんな多いか近くのひましていたお兄さんに聞いてみたら、「ああ、いつものことだよ。だが今日は一段と多いな。もしかしたら社会科見学で学生が来ていたからかもな。」とのことだった。
クソぉぉ......
なんと社会科見学に来ていた子供とばったりバッティングしてしまったのだ。あ、ダジャレじゃないよ。
そんな事を考えていると。
「セナ?呼ばれてるわよ。」
罵倒メイドさん(仮)のレナが呆れたように視線を向けてくる。
「え、マジでか?」
なんと120番に順番が回ってきたようだった。
異世界でもテレビに似た何かはあるようで、市役所とかにある巨大なスクリーンに番号が映し出されている。
「あ、レナは少し待っていてくれ。」
「はぁ!?ちょ待って!?」
ぎゅうぎゅうと言わないがそこそこ人の多い会場で天井から吊り下げられている看板に冒険者登録と書かれたカウンター窓口まで向かうと愛想の良さそうなお姉さんがいた。
ちなみにレナはついてきた。
「ここじゃないの?」
「あの〜。120番なんですけど。」
「ああ、冒険者登録を希望の方ですか?」
ニッコリと微笑みながら書類をお姉さんは取り出す。
「はい。」
「それではこの書類にサインをお願いします。」
そう言って一枚の上を取り出す。
「これですね。ここでは魔法登録なんかはできないので、また違うギルドでしてください。」
ここは冒険者登録オンリーなんですよね〜と笑う。
「そうっすか。」
サインをした書類をお姉さんのわたす。
レナは一応俺の式神(仮)らしいので作らない。
「それではこのカードをどうぞ、あとは冒険に出るだけで冒険者です。」
思っていたよりもあっけないなくよくある転生物のように魔力が凄いとかはならない。そもそも魔法登録ができなかった。また別のところに行かないとな〜。
「デザインは変わっていないのね。」
出来立てほやほやの冒険者カードを奪い取るようにとってまじまじと見る。
「ちょっ!返せよっ!」
「はい。見終わったので返しますね。」
ポイッと投げ、俺は慌ててキャッチする。
「ちょ。おい!危ないだろ。」
「さ。早く出ますよ。こんな所にずっといたら暑いですから。あ、暑いのは貴方がいるからでしょうか?」
唐突な罵倒に驚き何も言えない。
「お、おう。」
レナは何故かご機嫌なようでステップをしながら踵を返し扉のある方へと向かっていった。
人が多いためステップするのはあまりオススメしないがな。
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あとがき
今回もここまで見てくれてありがとうございます。
そろそろ100pvいきそうで嬉しい月冴ゆるです。
カクヨム初心者なのでどのくらいいったら凄いかは分かりませんが初投稿して2日で80pvは凄くないですか?自画自賛して皆さんも自己肯定感上げていきましょう☆ところでこのシリーズ割と需要有るんでしょうか?罵倒されたい人向け.....っは!?
私は別に罵倒されたいわけではないですからね。
ここ重要です。
それではそろそろ良い文字数なのでこの辺で。
見てくれて有難うございました。
月冴ゆる
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