彼猫!ー猫少女が居候ー

山本パラパッテイキー

第1話猫?を拾う。

(俺「ふぅ…疲れたな。」

いつもの日課で俺はジョギングをしている。今日は雨で服に雨が染み込み足が重い。

(俺「ん?」俺は足を止める。目線の先に大きな段ボール箱がある。


そこから白い猫の耳?のようなものが飛び出ている。(俺「まさか捨て猫…?」


今どきそんな事する人もいるのか…と思いながらも段ボール箱を覗こうとすると、

(???「あの!!」っと女の声がした、

(俺「うわっ、すみません」反射でつい謝ってしまった…。でもあたりに人は居ない…。

(???「あの…ここです!」段ボール箱の中からだ…。

俺は何が何だかわからず段ボール箱を覗いてみるそこにいたのは猫の耳がついた高校生くらいの女の子だった。

(俺「えぇ…?ここで何をしてるんですか…?」そう問いかけると彼女は

(少女「私を飼ってくださいませんか?!」。(俺「は…?」そう言って彼女は立ち上がった。立ち上がった彼女は160センチほどだろうか?俺より一回り小さい…。

(俺「飼う…?ってどういう?」

(少女「実は私、自分の国から逃げてきて…」

そうわけのわからないこと言うと俺の顔を覗き込み、また

(少女「私を飼ってください!!」そう言ってきた。わけがわからないが、ひとまず話を聞くことにした。

(少女「私はとある王国から逃げてきたんです…。お姫様はやることが多くて大変で…」

彼女はまたわけの分からないことを言う…。

(俺「家出?警察に行けばいいんじゃ?」そう言った俺に対して

(少女「警察?」と首を傾げる。

(俺「え?知らないの?…もしかしてなんかのキャラのコスプレ?そのキャラの世界観にはいっちゃってるとか…?」

そう疑問を投げかけると彼女は困った顔で

(少女「コスプレ…私のこと信じてませんね?コレ見てください」

そう言うと彼女は腰に手を当てる。「え」俺は気づかなかった。猫耳や彼女の話が気になってたせいかなんと、彼女の腰辺りからしっぽらしきものが出ているそれにクネクネと動いている…。

(俺「え…まさか化け猫てきな…?」状況がよく理解できてないため冗談交じりのことを言うと

(少女「…あなたから見るとそうかもですね!」。そう彼女は笑いながら言った。


(俺「え…いやいや!そんなのいるわけ…」

そう思いつつもすごく彼女のことが気になる。

さっきの王国がなんちゃらってのも…。

(俺「…わかったよ。少しだけだからね?」

(少女「!ほんとですか?!ありがとうございます!!」


そうして俺は、彼女を家へ連れて行ってしまった。

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