第11話

あざみ製薬の会議室で、新薬のアルダートに関するプレゼンの内容確認が行われていた。

営業資料はパワーポイントとアクセスできちんと作成されている。グラフィックにも凝っていた。

千晴も他の上司達に混じって、佑里の作った資料の確認をしている。発表しているのは佑里だ。

スライドに映し出された内容はグラフ化されていて、とても分かりやすい。

「…以上が明日会中央病院様に提出する資料です。如何でしょうか?南課長」

「まあ、いいんじゃないか?」

他の上司達にも評価は良い。

「平松。その線で行け。くれぐれも失礼のないようにな」

中川部長の承認も降りた。

「はい。部長。ありがとうございます」

佑里はホッと胸を撫で下ろした。

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