桃太郎 現代ver.
姫野 桃菜
第1話 出会い
※この物語はフィクションです。※
ある町にある小さな家に住んでいる、おじいちゃんとおばあちゃんがいました。
おじいちゃんは田畑で稲刈りに行き、おばあちゃんは家で洗濯物を干していました。
おじいちゃんは一生懸命に稲刈りをしていた。
すると、近所に住んでいるお姉さんがおじいちゃんのところにやってきました。
そして、「桃を1つあげます。」と言い、お姉さんはその場を去った。
おじいちゃんは、お姉さんから貰った桃を冷蔵庫に入れるために一旦、家に帰りました。
「おばあさん、桃を貰ったよ。冷蔵庫に入れとくから。」
おばあちゃんに言って、冷蔵庫に入れようとした瞬間に桃が動いた。
“僕を食べようとしないで!”
「なんじゃっ?!桃が喋っておる?」
“この桃を縦に切って欲しいんだ。”
「縦に?分かったぞ、今から切る。」
“誰かはまだ、分からないがありがとう。”
おじいちゃんは、謎の桃からの指示で桃を包丁で切った。
すると、そこには幼い男の子がいた。
「こんにちは!」
「誰だ?桃から生まれたぞ……。」
おじいちゃんが慌てている間に洗濯物を終えたおばあちゃんがやってきた。
「あら、おじいさん。帰ってきていたんですね……その少年は誰かね?」
「わしにも分からないのじゃよ。」
「あら、桃を貰ったのはおじいさんではないですか?」
「そうなんだが、桃から声がしてその指示に切ったら、この少年が出てきたのじゃよ。」
「そうだったのですね。それなら、この子をここで育てましょう。」
おばあちゃんはそう言って、少年を抱っこした。
「あら、意外と可愛らしいですね。」
桃太郎 現代ver. 姫野 桃菜 @saki_1213
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。桃太郎 現代ver.の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます