人生百年時代 50代の恋愛

TOSHI

第1話 人生百年時代、幸福寿命を延ばそう

※この物語はフィクションです。


 読者の皆さん、こんにちは。私の名前は清沢深雪きよさわみゆきといいます。50歳の独身女性です。

 なんと始めていいのか、また、いうのが少し恥ずかしいことですが、今の私にはいわゆる彼氏がいます。同じ年の人です。昨日はカオマンガイをつくって食べさせてもらいました。


 50代の女性と聞いて、どういう人を思い浮かべますか? 


 10代の人なんて、きっとすごい年上の人だ、と思うでしょうね! けれどいつか分かりますが、50代でも自分がなってみたらあっという間です。


 それに人は、

「自分だけは老いるはずがない、自分だけはいつまでも若いままだ」

 と思い込みがちなものなのです。


 私にもそういうところがあります。これは長い間自分が独身だったから、あと、比較的短い間でも記者という仕事に関わったからよけい強くこう思うのかもしれませんが、鏡に映る自分の姿以外は、世の中は何も変わらない、と心のどこかで思っている気がします。

 

 けれど実際の私は、ここ数年の間に大変な思いをしました。


そして確かなのは、人生百年時代と言われる中で、世界的に長寿の国として知られる日本の中高年の恋愛、結婚、幸福がおろそかに考えられているということです。世の中には50代でも普通に同年代の彼氏彼女がいて、週末に料理をして楽しんでいる国もあるのにです。


 人生百年時代、幸福でいられる寿命を延ばさなければ。そのために活動したいと思い、これを書いています。


 紆余曲折あり、喧嘩も時々しますが、私は今の彼に出会えてよかったです。

 

 少しずつそのことについて語っていけたらと思います。


 悩んでいらっしゃる中高年の方々はもちろん、若い人にも、一人にでも多く私の言葉が伝わればと思っています。

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