天魔神記~とある世界の神話~
SCⅫ(サソリ)
プロローグ:ティヤニア神話
昔々。この世界、ティヤニアに七組の双子が生まれた。
彼女たちは神に作られた原初の存在。助け合ってこの世界を繁栄させていくことを望まれた。双子の一組一組に管理する大地が与えられ、その大地にはその双子と同じ種族の存在が作られていった。
エルミアの下には魔獣族が。
フラメラの下には獣人族が。
カリウスの下には天使族が。
リュブレの下には悪魔族が。
ドレシーの下には妖精族が。
ネッカの下には妖魔族が。
ジュランの下には貴妖族が。
ニアの下には神精族が。
アナザーの下には機人族が。
ドラーシュの下には竜人族が。
マジュアの下には人魚族が。
リミアルの下には精霊族。
アリスの下には人間族が。
このまま世界が繁栄していくと思われた。
しかし、双子は対立した。
一人は言った。「欲には従って生きていくべき」と。
一人は言った。「欲は穢れている、抗うべき試練だ」と。
それぞれの種族のものは同じ種族の原初の存在を神とし、その意思のもと、その神の敵と対立した。
そう、戦争の始まりである。
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