2・0 対象とは何か

○前段


Was der Fall ist, die Tatsache, ist das Bestehen von Sachverhalten.

何が提示されているのか。事実・現象とは事態が実在することである。


01

Der Sachverhalt ist eine Verbindung von Gegenständen. (Sachen, Dingen.)

事態とは、我々が観測する対象(すなわち事柄、物事)の結合体である。



○構造図


011

||21

||├2

||├31

||└4

|├31

|└41

├201

| └211

|  |└2

|  ├2

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|  |├2

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|  ├4

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|  ├6

|  └71

|   └2

├31

|├2

|├3

|└4

├4

├5

└61

 ├2

 └3


○承前


2.01 : Der Sachverhalt ist eine Verbindung von Gegenständen. (Sachen, Dingen.)

事態とは、我々が観測する対象(すなわち事柄、物事)の結合体である。


2.02 : Der Gegenstand ist einfach.

対象は単一なるものである。


2.03 : Im Sachverhalt hängen die Gegenstände ineinander, wie die Glieder einer Kette.

状態の中において、眼前に吊り下げられた現象は鎖のように絡まり合っている。


……


※既存訳流用

2.06 : Das Bestehen und Nichtbestehen von Sachverhalten ist die Wirklichkeit. (Das Bestehen von Sachverhalten nennen wir auch eine positive, das Nichtbestehen eine negative Tatsache.)

どういう事態が現実になっていて、どういう事態が現実になっていないか。これが現実である。(現実になっている事態をポジティブな現実と呼び、なっていない事態をネガティブな現実と呼ぶ)



2.04以降は2.03までを了解せずに進んでもあんまり意味がなさそう。なんとなくこの本の進め方が見え始めてきた。いま自分がどの立ち位置にいるのかを都度都度振り返って、そこからの思考を展開していく、みたいなことが必要のよう。時間かかるなーこれ。あと通読したら脳みそオーバーヒートするっしょ。


というわけで2.04に進む前の話。あえて2.0を付与するとしたならば「Was Gegenständen」、対象とは何か、となるでしょうかね。そして2.01に踏み込む際に出てくるのは「対象(すなわち事柄、物事)」のうちかっこ内なのかな。はてさて。

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