2人で1人の妖怪退治

やき

悪夢の終わり

最悪の目覚め

見知らぬ天井が目に入る

殺風景な部屋だ


「なんでこんな場所に...?」


日の光が全く入ってきていない

地下室だろうか


「早くこの場所から出よう」


なぜだか、この場所はとても居心地が悪い


部屋のドアをあけると目の前には階段、右側にはドアがある

階段を登ればここから出られるだろう


「思ったよりあっけないな...」


僕は階段を上り、ドアから出た

体が光に包まれていく


----------------------


さっきまで暗い場所にいたため視界が眩しい

しかし、光に包まれた視界から人影が見えた

地下室に閉じ込めた張本人かもしれないが、勇気を出して声をかける


「すいません...ここっていったい...?」


???「っ!!目が覚めたのか!?」


知らない人に声をかけるのは失敗だったかもしれない

もう一度閉じ込められてしまうのか?

そんなことを考えていると...


ぎゅっ


???「無事で...良かった...!」


抱きしめられてしまった

しかも今にも泣き出しそうだ


「えっと...?」


???「ここはどこかと聞いたな?ここは私の家だから安心するといい」


その女性は誇らしげに言った

...安全かどうかの問題ではない


???「立ち話は疲れるだろ、朝食でも食べながら話をしよう」


..........未だに状況が掴めない


----------------------


席に着いた

出されものは普通のトーストだが、異常な程にお腹がすいているためご馳走と言えるだろう


「それで、あなたは誰なんですか...?」


???「!!...私のことが分からないのか?」


「す、すいません...」


「私の名前はセリア、魔法使いだ」











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