自由な精神を追い求めて

@samusamu-tanaka

第0話 自由な精神

雲一つない透き通った青、誰も遮ることがないそんな日に大きな産声が上がる。


「おぎゃーおぎゃー」


「パテル、あなたの名前はパテル。生まれてきてくれてありがとう。

きれいな青い目、私に似たのね。髪の毛は赤毛かな?お父さん似ね、顔は私に似てくれるかな?お父さん似だと怖い顔になっちゃう。フフッそれでもいっか元気に育ってくれたら。」


「無事に生まれてきてくれてよかった、もう少し見届けたいが時間がない、すまない

体を休めて無理はしないように、ミーサさん何かあればすぐに知らせてくれ。」


「もちろん、何かあれば協会から知らせを飛ばしますから、安心してください。」


「あなた。行ってらっしゃい、気を付けて、良い知らせを待っています、この子と一緒に。」


        帝国から離れた辺境の地に一人の赤子が生まれた

      その赤子の目は青く透き通りものすごいアホ面をしていた

         その赤子が後に世界を揺るがす反逆者となる

           これはそんな物語の冒頭に過ぎない



             物語は10年後から始まる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る