第6話 小学生

小学校に通い始めてから男女の違いが出てきた。 

と言ってもお手洗いとか着替えが別れただけだけだけど。


趣味は人間観察と読書。知識は武器だ……と思ってる。

保育園時代からずっと大地 風君は同じクラスだ。

会話はあまりないが近くで一緒に本を読んでいる。


家族以外では風君だけが近くに居ても気にならない。

勉強も運動も普通な彼。特に何か思うこともない。


教室では運動好き、勉強できる、ゲーム好き、読書好き等で自然と友達になってる。

全てに参加する者も居れば孤独を好むものも居る。


私はまだ話するのが怖かったが他に人の話を聞いていると

他人の批判が意外と多い。


~さんは~を出来ないとか。~産の家は……とか。

そんな本人にもどうしようもないことを……私も前世で言ってた。

これは良くない。


私が話しかけられた時は「~さんより私の方が……」と自分を下げるようにした。

被害者なら大丈夫だろうと


ちょっと気にしすぎかもしれない。話しかてくる人も減ってきた。

色々言われてた人には感謝された。

他の人からは面白くないそうだ。


私への悪口が増えた。しかし私は「私もこんなことしてたんだ」とは思うが

処刑される事と比べれば別に言われる位そんな気にならない。


とはいえ多数に何かされたら勝てない。

そんな時家でテレビを見て知った”格闘技で心も体も強くって虐められなくなった話”

を見た。これだ!


親に頼み色々近くの教室に体験で行った。

護身術をメインに教えているところを見付けそこに通った。

未だ前世の常識が残っている為、身を守る大切さを知っている。

護衛なしで出かけるのに自分が何もできないのは不安になる。

家の付近は多分治安がいいが遅い時間とかは分からない。


そんな感じで勉強、運動共にいい成績で小学校を卒業できた。

友達と呼べそうなのは風君だけである。


中学行ったら友達作るぞ。


もうかなり体は成長してきた。でも心の中は成長できているのかな?

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