平凡生活を送りたかった18歳の僕。いつの間にか偉業を成し遂げ第2勇者となってしまう

ギメイ山田

第1話 あらすじ

20XX年△月...

その日は人類にとって波乱の月だった。

地球の各地に人造建造物が突如と現れたのだった。

その建造物にはこの世のものとは思えない醜悪な見た目をした化け物や、おとぎ話にも出てきそうな妖精などが元からいたかのように住んでいた。

範囲外生命体モンスター】と呼ばれるようになったもの達は、素手では到底太刀打ちできないほどの強さだった。


しかし、絶望ばかりが産まれただけではなかった。

軍の部隊が建造物―通称【住処ダンジョン】―の建物でいう5階まで進んだところに、いかにも宝箱な物体が置かれていた。


中に入っていたのは剣だった。

軍は皆落胆しかけた。

―銃でやっと損傷がはいるモンスターに剣なんかがかなうはずがない―と

しかし効果は絶大だった。

たった一振りでモンスターが何体も倒れていくのだ。

勿論、軍はとても喜んだのだが、一つ問題点があった。

この剣が量産できるかどうかがわからなかったのだ。


後日、政府は早速量産を試してみた。

結果としては大成功だった。

モンスターはダンジョンから出てくるという可能性もありえる。

と、すると各家庭に一剣ほど剣はおいてあったほうが良いだろう。

政府はすぐさま行動に移し、各自治体にも量産の協力をお願いした。


それからというものは人類の生活は再び安定してきた。

まず、銃刀法が改正され、自身を守る、もしくはモンスターを討伐するためのみは使って良いものとなった。

また、装備などが宝箱から出てくるようになり、それによって一般人のダンジョン攻略が認められるようになった。

討伐したモンスターの種類や数によって、国から報酬がもらえるため、この仕事は職業として残ることとなる。


冒険者・・・いつの日かだれかがそう呼んだ日からどの呼び名が広まった。

冒険者は危険を伴うが、高収入が期待できる職業だった。

いつしか動画配信者と肩を並べるほどの憧れになった冒険者。

当時、一番強いとされた人物を【勇者】と呼んだ。

と、いっても最初の勇者を超えることのできた人物がこれまでいなかったので、

勇者はいまのところ一人しかいなかった。





これは、第2の勇者が現れ、その生き様を書いた物語である。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る