え、魔王?

あの後新人戦の表彰式などはなく全員がぽかんとしていたら終わっていたようだ。


会場内には帰宅を要請するアナウンスが流れているが多くの人たちは先ほどの戦いの凄さに動かずにいる。



「いい試合だったわね」


「そうねー。久しぶりに2人の本気が見れて楽しかったわねー」



なぜかきている静樹と朝月だけが帰宅を開始した。






「流石の強さだね。描写外でばっかり強くなるからちょっと不自然に見えるけど」


「まあいいのよ。実際強いという事実があるのだし」



2人は家に帰ってきていて次何しようかを話しているようだ。



「そういえば貴方あの試合中に刀を横に振っただけだよとか言っていたわよね。あの辺の解説をお願いしてもいいかしら?」


「確かに解説がないと分かりずらいだろうからね。そしたら私の戦闘理念的なものもちょうどいいから話そうか」



そういうと雪梛は立ち上がった。



「まずは私についてだね。戦闘理念というかスタイルだね。ここに関してはわかっているかと思うけど基礎大事っていうやつだね。ここはちょっと分かりずらいから詳しく話していこうか。まずは基礎大事っていうやつだね。私は戦闘時にほとんど応用を利用しないよ。ここで指す応用とは技を発生させるための技術だね。具体的に言うと地球割りとかだね。香澄や瑠奈が地球割りを使用するときは突きの構えをしてそこから普段の突きとは違う動作をするでしょ?私の場合はいつもと変わらないただの突きをしている。こういった感じで空破斬だったり軸破壊だったりもやっているね。ちなみにこれは魔力関係も同じで氷柱だったりも私は感覚的に出しているよ。魔力を生成してそれの波長変更をおこなう。全ての属性で同じことをしているといわけだよ。この際だからはっきりと言っておこうか。後で変な描写されても面倒だからね。私は今の今まで基礎を積み続けている。香澄は知ってたんじゃないの?瑠奈と戦う時よりも私の方が行動を読みづらいって。ここで戦闘スタイルというものが出てくるんだよ。私は雪帰りの影響で感覚強化型だから基本的に感覚で戦っているよ。逆に香澄は計算力強化だから多分私の基礎詰めなスタイルは厳しいと思うね。まあこんなところかな」


「呪文の説明が出てこなかったけどそこんところはどうなのかしら?」


「呪文に関しては基礎も応用もないからね。ただ単に簡易魔法か脳内詠唱を使用するぐらいしかないからね。しかも脳内詠唱と言っても時間経過で発動だからあんなものは誰でもできるね」


「確かにそうね。じゃあちょっと趣旨を変えて今は戦闘関連の話しかなかったのだけれども日常関係はあるのかしら」


「もちろんあるよ。いまは感覚的になってきているけど歩行時の筋力の動きだったり曲がる時にどのような場所をどのように通るかだったりね。なんなら今この瞬間も呼吸方法の基礎を積んでいるぐらいだよ。どんな動きでも元となるものがあるからそれを大切にしたいということだね」


「なるほど。そういえば貴方前に朝月も基礎って言ってたわね。どのぐらいなのかしら?」


「確かにそうは言ったけどあまりレベルは高くないね。まあこれに関しては私が異常なだけだよ」



そんな会話をしているところに急に気配がした。


そして扉が開いた。



「あら、綺雪じゃない。どうしたのかしらそんなに焦って」


「なんか街に変な集団が襲いかかってきたんです!なんでも魔王とか言って荒れてます」



どうやら前にいったダンジョンので呼び起こしてしまったのだろう。


原因が雪梛たちにあるようなので今回は自主的に動かざる終えないようだ。



「私の物語にはこういった展開は滅多にないんだけどね」


「まあいくわよ」



そういうと2人は綺雪をおいて爆速で街に向かって行った。





街に着くと本当に荒れていた。


大抵の者はフィールドを展開して隠れているようだが何人か死んでいるようだ。


道中何体か魔物がきたが魔力弾でぶち抜いてとりあえず魔王を探す。



「なんか強そうなのがいるわね」



香澄が指差した方向に女性がいた。


2人は近づいて接触を図るようだ。



「こんにちは。私の名前は雪梛だよ。こっちが香澄。貴方の名前を聞いてもいいかな?」


「私を前に恐れをなさないとは…ご丁寧にありがとうございます。私の名前はそうですね、美雪とでもいっておきましょうか」



その名前に聞き覚えしかなかったため違和感を感じた。



「てんちょうの知り合い?まあいいや。どうして街を襲っているのか聞いてもいいかな?」



とりあえずコンタクトをとるようだ。



「いいですよ。私たち魔族は以前人々と共存していました。まあ今からだと500年以上は前なのですけどもね。ただいつからか我々を異形の者と扱う連中が出てきたのです。しかしそれでも我々は人間と共存を望みました。しかしそれは決裂。人々は我々を殺すために何度も襲撃を仕掛けてきました。こちらは私の指示で殺すなといっていたのですがそれももう限界に達して戦いへと発展しました。最終的にあのダンジョンに封印されているというのが簡易的な説明ですね」


「なるほどね。まあしょうがないか。どの世界でも大体人間ってのは話しが通じないからね。話が通じないっていうか根本を理解していないんだよ。ここからは読者用の説明になっちゃうけど売り手と買い手のことだね。世界にはお客様なんてもんはいないって話だよ。売り手は商品をだして買い手は金をだす。それだけで話が成立してるからそれ以上を求めるのはおかしいってことだよ。だからその理論でいくと飲食店のサービスってやつが成り立たなくなるんだけどね。俺はお客様だぞってやつはその仕組みを理解していないんだよ。今回ではそれと似たようなことがこの世界で起きているってわけだね。救わなくても良くない?そんなゴミ」


「その通りね。じゃあ私たちはたまには戦場のど真ん中でお茶でもしましょうか。美雪もどうかしら?」


「いいですね。貴方たちは面白いですね」



なんか話しが変な方向に向かっていって激戦区になるであろう防衛団本部の近くにいくようだ。





「あれ?雪梛さん!探しましたよって何しているんですか?」



本部のいつもの受付の人が雪梛を見かけるなり声をかけてきたようだ。



「ちょうどいいわね。貴方もどうかしら?」


「貴方がたの知り合いでしたら歓迎いたしますよ?」


「え?なんで魔王さんとお茶しているんですか…?」



困惑しているようだ。


そこにタイミングがいいのか綺雪がきたようだ。



「いました!って何しているんですか?」


「同じ回答はしないよ」



なんか結局受付の人と綺雪を加えてお茶をしているようだ。



「貴方魔王だけれども別の魔王である世無離が知っているかしら?」


「もちろん知っていますよ。あの人は素晴らしい人です。それにあの世界は魔族に対して当たりがキツくないようですもの」


「案外頑張っているんだね。まあ初雪の影響がでかいだろうけどね」



周りでは殺し合いが行われていて街の人と魔物たちが殺し合っている。


しかし魔物も人間も雪梛たちの方にはこなかったようだ。


無意識的に強さを把握しているのだろう。


時折飛んでくる流れ弾は魔王や雪梛、香澄が弾いているようだ。



「お話ししている最中に悪いのですけれども止めなくていいのですか?」


「いいよ。魔物には悪いけどクズは減った方がいいから」


「それにしても貴方はかなりフラットに相手を見るのですね」


「そうだよ。生物の大切なところは外見じゃなくて中身だからね。だから私は全種族…いや一種族をのぞいてフラットで見るよ」


「その一種族は何かしら?」


「神。あれは許さない」



その瞬間に雪梛の纏うオーラが一気に変わった。


周囲の戦闘が一時中断して香澄や魔王も臨戦体制に入った。



「おっと、ごめんね」



いつも通りの雰囲気にもどり一度お茶を飲んだ。



「何かあったのかしら?」


「そういえば話していなかったね。せっかくだから話そうか。私が特殊部隊で唯一覚えている戦闘だね。どこかの世界に行って瑠奈と共にターゲットを発見したんだ。その時殺意がなかったからコンタクトをしたんだけどそいつが神を名乗ったんだよ。そして誰がどう動いたりするのかを決めてその通りに動かしているとか抜かしたんだよね。その瞬間に私も瑠奈もブチギレだよ。理由は簡単でお前みたいなやつに操られるなんてごめんだってわけ。生きている理由がないからねそんなんじゃ。というわけで神が20秒持たずに殺害されて帰ったって話しだね」


「種族ってことは複数体いるのかもしれないわね。いたらどうするのかしら?」


「殺す。問答無用で全力で殺しにかかる。ちなみに瑠奈と瞬殺したって言ったけど神はかなり強いからね」



そう言って雪梛は立ち上がった。



「いくのかしら?」


「まあね。これ以上壊れると修復が面倒なんだよね」



あらかた頭の悪い差別しかしない人間は死んだだろう。


戦いたくない者には魔物も攻撃していないからな。



「というわけで人間殺害ミッションだよ。防衛団の方によろしく言っておいてね」


「あっはいわかりました」



それを聞いて雪梛は未だに魔物を殺そうとしている愚者を魔力弾でぶち抜き始めた。


ちなみに襲撃時に美雪が抵抗しない者の命を保障していたので今暴れているのは殺して問題なしだ。


まあ人として考えるのなら問題だがな。


30分足らずで雪梛が帰ってきたようだ。



「OKだよ。これでまた魔物が共存できそうな人員のみ残ったね」


「ありがとうございます。あとは私がなんとかしますがこれから戦いませんか?」


「それは嬉しい申し立てだね。じゃあやろうか」



そういうと美雪と雪梛は即座に間合いをとった。


ちょうどその時防衛団の方に報告をしていた受付が帰ってきたようだ。


その後ろには何故か朝月がいるが。



「あら、面白そうね」


「言っている場合ですか!?地形が吹き飛びますよ!?」



そんな2人はよそに戦いははじまった。




「後書き」

こんにちは雪梛です。

二日間ほど体調不良が発生してストックがなくなったのですがなんとか平日更新を貫きたいです。

地味に今月は一回以外は出せているのでね。

まあ内容自体は書いていれば勝手に出てくるのであとは時間のみ。

ちなみに今の所の予定ですがこの銃撃編が終了したら一旦原初のみ書き直しを行おうと思っております。

流石に中3に書いた文章なので面白みが少なかったですね。

まあそれもいつになることやらです。

ではまた次回お会いしましょう!

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