基礎にかける

演出しているのか風が吹き荒れてフィールドが異様な感じとなった。


現在すでに会場揺れているんやが耐えられるんやろうか?





スッ



両者同時に動き出してマイゾーンできりかかった。


その瞬間にデスカウンター合戦が始まった。



カカカカ…



13回ほどで同時に離脱をして背を向けながら位置が逆となった。



「これやると成長を感じるわね」


「回数がそのまま出るからね」



そして振り返ると同時に空裂斬を放って向き合った。



バァン



剣圧同士がぶつかって軽快な音を響かせた。



「じゃあ久しぶりにいこうか」


「ええ、わかったわ」



同時に亜空間を生成するとそれぞれ桜吹雪、紅葉をだした。


腰に装着すると同時に魔力を展開した。



「いいね。この緊迫した空気が最高なんだよ」


「今では滅多に感じれないものね」



会話が終了した瞬間に香澄は魔力弾を撃った。


立体的視認で軌道を把握していたため弾き飛ばした。


そして弾いた先にシールドを張って反射で香澄にとばした。


香澄も同じ動作をして弾丸の弾き合いが開始した。



「あの時は銃弾の投げ合いだったわね」


「これでも難易度が低いぐらいだよ」



空高く打ち上げると並行移動して香澄にきりかかった。


緩急のついた動作に少々不慣れを感じながらも丁寧にさばいていく。


不意に斬撃を終了して雪梛が後ろに飛ぶと空中にシールドを生成してそれを踏み台にして全力で射出した。




『撃射』




香澄は既に納刀していて桜吹雪の先端が肩に触れた瞬間に衝撃吸収からの放出で回転速度を上げて雪梛を抱き上げた。


そして高速回転しながら徐々に勢いを弱めた。



「愛しているわ」


「なんで香澄に撃射効かないんだろ」



雪梛を丁寧に下ろすとバックステップで離れようとした。


しかし雪梛に手を掴まれて離れられなかった。



「せっかくだからあげるよ。愛の一撃を」


「え?」



そういうと雪梛は香澄を強制的に前傾姿勢にさせて思いっきり頭突きをした。


あまりの不意打ちに香澄がガクッとなると両手で香澄の手首を握って高速回転を開始した。



ブンブンブンブン…



一定速度まで上がると思いっきり投げ飛ばして魔力の塊を生成した。


そして狙いを定めて発射した。




『ブレイキングショット』




見事に当たったかと思ったが衝撃透過をされてしまいダメージは頭突きのみとなった。


まあ自分も食らっているのでプラマイゼロらしい。



「貴方の愛情はものすごい衝撃だったわ」


「あれを愛情と思えるのもすごいけどね」



今度は香澄が動くらしい。


展開した魔力の波長を炎熱系統に変化させて対属性をばら撒いた。


その瞬間に雪梛が魔力を込めた桜吹雪で斬りあげを行った。


オールブレイカーが斬られて無効化されたようだ。



「やっぱりそれ便利ね」


「ライン超えれば体力消費も気にならないからね」



どうやら大技系は斬れてしまうらしい。


なので香澄はマイゾーンできりかかった。


その直前にミカエルを顕現させて動きを任せた。


紅葉の動きに合わせるように剣先の位置を調整して触れた瞬間に上にずらした。




『軸破壊』




体勢が崩れた香澄は特殊シールドを発動して雪梛の蹴りを防御した。


そこまでは予想済みだったのかシールドと当たった際の反作用を利用して逆回転運動を発生させて特殊シールドのない方から蹴りをみまった。


まずいと思ったのか風魔法と風呪文を同時に高出力で発動して威力を限りなく弱くして受けた。


だがそれでも少々威力がのこっていたらしくダメージを少しもらってしまった。


身体を横に90度回転させて地面に向き合いハンドスプリングをしながら魔力弾を発射した。



「その動作も懐かしいね」



魔力でコーティングした手刀で雪梛は弾いた。



「相変わらずダメージが入らないわね」


「そりゃそうだよ。ダメージもらったらそく終了みたいなもんだからね」


「それは確かにいえているわね」



手詰まりなのか一度止まっているようだ。


数瞬の停滞の後両者動き始めた。


自身に対して速撃を発動してそれに対してデスカウンターを使用して高速で香澄にきりかかった。


速撃の時点でわかっていたので特殊シールドで防いで防いだ瞬間に闇魔法を発動した。


飛来してきた闇に光をぶつけながら防がれた際の反動を利用して回転ぎりをした。


魔力を生成して桜吹雪が来るタイミングで上に突き上げて雪梛の体勢を崩そうとした。


しかし体勢が崩れなかったため即座に距離をとった。



「なんで崩れないのかしら?」


「簡単な話でしょ?私はただ横に刀を振っただけだよ?」



どうやら力を込めて振っているのではなく流れるように振っているようだ。


そして刀が衝撃をもらった瞬間に受け流しを発動する。


文面にしてみると簡単だが実際にできるのは本当に数少ないだろう。


実際香澄もできひんわけやし。


基礎に命をかけているからこそできる技だ。


どうやら軸破壊が無効らしく大技も斬られる。


かといってほとんどの技は回避されるしであまり良くない状況だ。


香澄は体内に魔力を練ってみよう見真似で地面を思いっきり踏みつけた。


その瞬間に地面全体に魔力が通った。



「これもコピーできるんだね。一応瑠奈もできない技だよこれ?」


「あらそうだったのかしら。まあなんかできちゃったわ」



そう言いながら魔力操作を行い地面を操作して雪梛を挟み込もうとした。


魔力で突っ張り棒みたいなものを作って挟み込もうとしてきた地面を止める。


どうやら地面に観察眼をかけているようだ。


大体やりたいことがわかったため並行移動して雪梛にきりかかった。


観察眼を終了して立体的視認で回避をしていく。


途中足場が崩れたりし始めたので体内に魔力を循環させて風系統の波長に変換させてカバーしていく。


きりかかりながら魔力弾、五属性、簡易呪文を混ぜ込み超複雑化させて斬撃を続ける。


流石に余裕の回避が出来なくなったのか潜在能力を解放して観察眼に立体的視認と気配感知を使用して回避行動を開始する。


更にシールドを混ぜ込み始めて脳の限界値を感じながら計算を続ける。


手刀に魔力を張って攻撃をギリギリで弾いていく。


そこで香澄の中で何かがはずれた。


その瞬間にシールドの数が一気に増えて更に複雑化された。


流石に対処しきれなくなったのか雪梛にどんどんかすりはじめた。



「これは流石にハードワークだね」


「言ってる場合かしら?」



体内に魔力を練って一気に解放して一度猛攻を終了させた。



「それが解放状態だね。なんか強くない?」


「ただ計算力が上がっているだけよ」



セリフが終わると魔力ボールを生成した。



「私も一度やってみたかったのよね」



そう言いながら助走をつけ始めた。


ミカエルを顕現させてどうにかしたいようだ。



「ボールを相手の急所に向かってシュート」



ダァァァァン!!!!!!!!



魔力で火力上げをしたのか今までのエキサイティングシュートで一番の高火力となった。


ミカエルは重心を中央に持って行ってから流体を発動してボールが身体に触れた瞬間に回転運動を開始して撃ち返したようだ。




『撃回』




威力を上乗せした状態で香澄に跳ね返した。


それに対して手刀を構えると魔力と光を混ぜ込んだ物質を手に張って受け流しをした。


球体は明後日の方向に飛んでいった。



「そろそろ決めようか」


「望むところよ」



重心を低くして両者構えた。






「ラインを超えてリミットが外れる 限界を壊して進みゆく私たちは ゴールが存在するのだろうか たとえ先が見えなくとも 貴方とならば迷わず進める 桜吹雪と紅葉が 光となりて道を照らしてくれる この一閃がはしったあと 貴方は 何を思うかな」







白き光を発しながら2人の少女が並行移動を開始した。


魔力による身体補正も複雑な計算の技もいらない。


これまでの経験通り前に、前にと進んでいく。


幾度となく繰り返してきた抜刀を再びここで開始して刀身を陽にさらす。


キラリと光ってそのまま流れるように抜刀する。


すり抜けたかのように高速で交錯して納刀する。




『マイゾーン:一閃』





その瞬間に雪梛の口から血が出てきて倒れた。



「久し、ぶりに、私の、勝ち、ね」



香澄も吐血して今にも倒れそうになりながら雪梛を担いで会場を後にした。




「後書き」

こんにちは雪梛です。

ようやくこの謎トーナメントもおわって次のイベントを何にしようかを考えています。

まあ書いていれば勝手に頭から湧き出てきくるのでなんとかなるでしょう。

ではまた次回お会いしましょう!

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