第38話 不正カード!
カードをギルマスが見ているけど、首を捻らないセーフか。
「このカードは普通に発行した物だろう?」
「私はよく見ても細部までは鑑定できません、これって初心者に改造されてますよね!初心者を語る高額納税者さん、そんなに税金を払うのが嫌ですか!」
えぇ商業ギルドの税金て取引の時に強制的に取る20%ですよね、どうやって払うのが嫌な脱税者になるの?
「20%の強制取引税だけだろう、何を税金を払うのが嫌と思うんですか?」
「だって、初心者なら」
「なら何ですか?」
受付嬢Aは考える? お金も借りれないし、早期に脱会させられる初心者にメリットがない事を?
「でも何も無いなら調べてもいいですよね!」
ここのカードシステムは分からないし、調べられて他の方に迷惑をかけるのも何だしな、困ったよ。
「ならマスター室に言ってくる、その胡椒は買い上げてくれるか、容量を計って適切な値段でな」
ギルマスと受付嬢Bが出て行く、受付嬢Aは俺の監視。
「貴女の鑑定は何処まで見えるの?」
「フフフ、焦っているのね! 悪い事をしてないなら安心してなさいよ、ただカード改ざんは犯罪だから資格没収ね、お金を借りられる信用は無くなるわよ、どうやって商売を大きくするのかしらね」
この女馬鹿だろう、借金をしなければ良いんだよ! 何時もニコニコ現金取引だよ!
そして受付嬢Bが計量器と皿と瓶を持ってくる。
「先輩計りますよ」
「ええキチンと計りなさいよ、Sランクの商品なんだから、間違えたらお互いが大変だからね」
そして2人で一点を見て計量し始める。
恐らくは200g前後だろう、俺は針を見ているけど、どうやらやり方が少し違うらしい、結果だけを見る事にしようかな。
そしてまたドアが開き、ギルマスが入ってくる。
「動かないでギルマス!今計量中ですよ!」
「すまん、ジッとしている」
そして計量終了、皿から瓶に胡椒は移動そして栓をして飛ばなくなりギルマスが動いて椅子に座る。
「よしいくらだった?」
「220gです今Sランクですといくらですか?」
「通常が、1g銀貨3枚だなその10倍だから大銀貨3枚か、それでかけると金貨66枚、余計に付けて金貨70枚でどうだろう?」
俺に聞いてくるけど、首を縦に振るしか無い、だって700万円ですよ前世の世界ならね!
「ありがとう良い取引だ、まずは金を持ってきてくれるか」
受付嬢AとBが揃って胡椒と計量機を持って退出。
「なぁ金は確実に払うけど、なぜカードを偽造してもらった、それも初心者に戻るなんて!みんなランクを上げる事を楽しみに頑張るんだぞ普通わな!」
俺は考えて言って上げる。
「俺が扱う商品は高額なので目立ちたく無いんですよ」
「それだと不正が起こる、どうにかランクを上げてくれないか!」
「不正って俺がですか?」
「違う職員たちだよ、売った税金を懐に入れる奴が現れる、商取引が無いなら税金が発生しないからな」
そうなんだ、そんな不正が起こるんだな。
「ただ金が動けばどうやっても足が付くぞ、高額商品だけにな!ただ職員には不正をしたくなる状況が目の前に出来る、出来心で首は可哀想だ」
そうだよね、税金でランクが上がる、それを要らないなら税金が宙に浮くか、反省しよう。
「前の何処かのマスターに願って変えて貰った様だけど、私は元に戻して、ここの売り上げも正規でカードに入金したいどうだろうか?」
「ええ納得しました、よろしくお願いします」
「なら」
扉が開き、受付嬢Aが入ってくる。
「お待たせしました、金貨を確認してください」
俺は皿の上の金貨を数える。
「確かに70枚ありました、65枚はカードに入金お願いします」
「あゝ、今やる」
あの石の上で何かを操作、俺の手元には金貨が5枚残った。
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