第3話
「っんん。」
「……っはぁはぁ。」
誰もいない古びた教室。
夏の近くなってきたこの頃、やや汗ばむ季節が到来していた。
エアコンもない蒸し暑い部屋の中。
一組の男女が部屋の中で共に淫らな姿で互いを見つめあっていた。
こんな状況他の生徒や先生に見られるわけにはいかない。
ましてや、この男女が普通の生徒ならまだしも、彼らは"普通"じゃないため尚更見つかるわけにはいかないのだ。
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