第9話

まぁ、バイト自体を兄が許しても、そんな毎日倉庫に顔を出さないのにバイトに明け暮れるのを許すわけがないと。



それはごもっともな意見であって。



愁さんもせっかくの夏休みだし、バイトばっかりではなく楽しく過ごして欲しいって言ってくれた。



「ふふ、美織との夏がついに始まった!色々計画しなきゃだね♪」



お疲れ様会が終わり、千春に家まで送ってもらってる。



実がまたバイクで送ろうかと言ったけど、千春が拒否して。



まぁ、あたしも千春と2人で帰りたかったから、お断りした。



どうせ、あのバカもまだ帰ってきてないだろうし。



「千春、楽しそうだね。」



「当たり前じゃん!こうして、授業もないし美織といられる時間多くなって幸せ!ね、美織は夏休み何したい?」

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