第7話


そして、



「ーーーーくくっ、利口な女は好きだけどね。」




目の前で笑う男は、自分の欲の為。



ほら、ね?



私の言った通り、正解だった。




「…、あっ、そう、」




素っ気なく返し、ベッドに突っ伏す。




この男は甘い言葉の通り、本気で私を欲している訳じゃない。




「はぁ、」



溜め息を吐き出す。



今日は、なんだか喋りすぎた。





「くくっ、お前は、良い。」



「………。」



「他の女とは、どこか違う。」



笑う男は、私の髪を梳く。



機嫌良く。

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